中国の教育事情を覗く ――――― by 老玩童 OJIN
☆ 周りを変えなければ絶対ダメだ ――――――――― 2002/01/17
┌------------------
│一人の子供がおりましたーーー。
│巷間喧伝される、アホウの代名詞としての“小皇帝小公主”の見本のような
│子供、、、。
│ひょんなことから一緒の生活..に近いような生活をする事になりました。
│ありていにいえば“動物”と変わらないような子供・・・・が、身辺をウロ
│チョロするのは、自分の精神衛生上も快適な環境とは言い難い、、、。

│で、実験を兼ねてこれを改造してみようぢゃないか・・・無謀かなァ?計画
│をスタートさせてみました。
└------------------
 OJIN は根が単純にできておりますので、最初は正攻法から始めましたーー。

当たり前に、欠点を指摘して改善を促し、改善の跡が認められないと怒り、時
には拳骨もくれたりして・・・
先ず、
母親が反発しました。「そんなに厳しくしないで!彼はまだ子供なんだから」
厳しく??
これでも自分の子供を育てた時に比べたら遠慮して、三分の一ぐらいに手加減
してるのに・・・
挙句の果ては・・
「あなたの子供じゃないんだから、もう干渉しないでッ!」

それでも攻める203高地、真っ正面突撃!!猛烈飛来砲弾弾雨雨霰・・・・
ーーーそんな事を何回も繰り返しました。
けれど、
この正面突破正攻法作戦は、完敗のうちに幕を閉じざるを得なくなりました。
しばらく休戦冷却期間、反攻作戦を模々索々・・・

≪ 周りを変えなければ絶対ダメだ・・・≫

話が飛び飛びになるかもしれませんが今回は、どんな原状だったのかを綴って
みたいと思います。ーーー観察しながら作戦を練る毎日、毎月・・・

≪ 栄養のバランスとか考えないのな? ≫

食事の時、子供が料理の皿の中から自分の好物だけを選び取ってパクついて、
それ以外には一箸もつけなくても、、ニコニコして見ています。いや、それど
ころか、好物だからといってまた“山盛り作る!”

中国の一般的な習慣としては、訪問客などと食事をする時には、家庭で食べる
場合であれば、食卓に出す量以上に作っておいて、お客さんが好きでたくさん
食べてくれる料理は、少なくなった頃合を見計らってまた出してきます。
‥‥レストランで食事する場合なら同じものをもう一皿注文してしまいます。

こういう習い性は分っていましたが、自分の子供にいつもいつもこれでは‥‥
ーーー親は、子供が食べ散らかした残りを黙々と食べていますーーー。
どこの国の親も、親の気持とすれば似たようなものだとは思いますが、それに
しても、先に躾があって然る後に‥‥ではないのでしょうか‥‥。

栄養のバランスを考えたり、同席している他の人達への気配りなどを教えたり
・・・しているようには見受けられませんでした・・・。
(多分こんな事と関連しているのでしょう?街中は肥満体の児童がゴロゴロ‥)

≪ お小遣い使い放題 ≫

母親があげる、、祖父母があげる、、父親があげる、、。これをバラバラにや
るので、子供が、何にどんな使い方をしているのか親が全然分かっていない。
‥‥だいたいが子供のことなので、買い食いがほとんどのようですが‥‥

子供だけでは立ち入りを禁止されているゲームセンターに沢山の子供がいる訳
が分るような気がしますーーー。

≪ 親が知らない ≫

!!勉強しなさい!!だけはとてもウルサイ。とにかく勉強!!勉強!!

けれど、礼儀作法やマナーなどはまったくといってよいほど教えていません。
‥‥一般的に‥‥親自身が知らないと思われる人がとても多いので、知らない
ことを教えるのは無理だなァ、とも感じました‥ ‥

勉強にしても、、ウルサク言う人が傍にいるときは厭々そうながらも、まあ机
に肘をついて顎を乗せて・・・(これが勉強する態度か?!)いなくなれば、
途端にもう終り・・・

椅子に浅く掛けて、上体は背もたれへ、足を開いて投げ出して座る・・・じゃ
なければ、すぐにテーブルの上に足を投げ出す!。。。
歩く時は、そっくり返り気味で肩をゆすって・・=小学生のチンピラ歩き(?)

(この子だけじゃなく、街中には、こんな歩き方をしている大人がとても多い)

したくなったらどこでも小便・・まあ小学生なので仕方がないといえば仕方が
ないのですが、それにしてもレストランの入口の横とか、タン壺の中にっての
は・・・オットット、店内の観葉植物の鉢にも!!??

--一般的にですが--レストランなどでよく見かける光景、数家族の会食----

大人たちは会話に熱中しながら食事をしていますが、子供達は会話なんかしま
せんから、自分の好きなものをさっさと食べて‥‥子供同士でレストランの中
狭しと運動会!子供は風の子、元気な子!他のテーブルのお客さんの迷惑とか
には一切お構いなし!

呆れることは、そんな子供を見ている親がひと言も注意しない!ニコニコしな
がら平然と見ている!ーーーもちろん、関係ない他人が注意してくれる、なん
てことは絶対にありません!

食べ方は、見本のような犬喰!

食器をテーブルの上に置いたまま身体を前かがみにしてガツガツ〃〃。そして
皿の上をかき回して好きなものを選び取る・・ウ〜〜ムッ。 だけどアララ?
隣ではパパもおんなじことをやってる!?・・没有弁法・・(ーー;)

これは中国の良き習俗なんですが、一人一人が別々にではなく一緒盛りの皿か
らみんなで食べます。そして、皿に残った最後の少しだけは誰も箸をつけない
という美風があります。(謙譲の気持の表現ということなんだと思います。)

ーーーということは、逆にいうとキレイに食べてしまわなくても誰も文句を言
わないという事になるわけですが、、、ここでまたひとつ問題があります。

少し残すといっても、皿の端に寄せてとか、見苦しくないように残すようにす
ればいいのにと思うですが、食べ散らかした皿の上の状態をどう表現すればい
いのか‥‥
しっかりと躾をされた上でならば、この習慣はとてもよい習慣だと思います。
が、躾がされていない状態では、、、動物が食い散らかした跡も斯くや。。。

それもこれも、そんな食べ方をしている親が多いので、子供がどうのこうのと
いう以前に問題がありますーーー。

食べることとは関係ありませんが、最近はテレビが普及してきています。子供
達がテレビで覚えたマナーで、逆に親を教える?こともあるようです。テレビ
の発達が、少しは様子を変えていくことになるかもしれません。。。かな?

≪ 学校の送り迎え ≫

幼稚園は別として、日本ならば小学一年生の時から、集団登校など子供達だけ
で登下校しています。けれど中国では、朝の登校、昼の下校、昼の登校、夕方
の下校、を全部親が--両親祖父母の中で手の空いている誰かが--自転車やバイ
クなどで送り迎えしています。

これを最初に目撃したのは福建省の福州市でした。

朝、ホテルの窓から何気なく外を見ると、真下にグランドのある小学校が見え
ました。ちょうど登校時間ぐらいでしたが、見ているうちに、後ろに子供を乗
せた自転車が、続々と門のところにやって来ます。

前に乗っているのは当然大人ですから、オヤ、今日はPTA総会でもある日な
のかしら? と思って尚も見ていると、子供を下ろして親は次々と帰っていく
ではありませんか‥‥?ハテナ?
ーーーあとで通訳さんから事情を聞いて、驚き呆れたものでした。

ある程度の危険の中を登下校する事によって、交通規則やマナーが身に付いて
いくのじゃないかと思うのですが‥‥(こんなことと関係あるのかないのか、
街の中は大人も子供も交通ルールを守らない--but.知らない--人だらけ・・)

注)昼の下校、昼の登校
=中国では、学校でも会社でも、学校ならば給食はありませんし、会社や工場
でも、ほとんどの人は自宅に戻ってお昼御飯を食べるのが普通です。ですから
昼休みは11時半から1時半までというのが一般的です。昼の下校、昼の登校
というのは、お昼御飯のための登下校のことです。

したがって中国では、ラッシュアワーが一日四回ありますが、日本のラッシュ
アワーとは違って自転車の大移動というスタイルです。北京や上海のような大
都会では、職住が離れ過ぎているので様子は異なります。

≪ 着膨れダルマ ≫

気温が同じぐらいの状態の時、中国人(華中の=揚子江流域のあたりだけ?)の
着衣は、日本人に比べて大体一枚以上多い(多く着る。但、夏は一枚少ない)の
が普通ですが・・・特別、子供の冬の服装は、エスキモーでもこんなに着てな
いよ、というぐらいの“着膨れダルマ” 姿になります。

一族郎党(特に祖父母)が、寒かったら大変、風邪をひいてはいけない、と一枚
また一枚と重ね着させるからです。セーターを何枚も重ね着して、4、5枚ぐ
らいは当たり前!?という感じになっています。

日本の子供なら、真冬でもショートパンツ姿で飛び回ってるのをよく見かけま
したが、それで特別風邪が多かったなんて聞いた事がないんですけど・・・
子供自身に聞いてみると、暑い暑いとかいっていますが、拒否権の発動はでき
ないみたいですーーー。

ただ、中国の名誉のために申し上げるなら、私の知る限りでは、大連の子供の
冬の服装はこんなではありませんでした。大連の子供は、ほとんど日本の子供
と同じぐらい、見ていて寒いんじゃないの(?)というぐらいの薄着でした。
ーーー大連なんて、南通の遥か遥か北ですよ。。。
--------------------
以上の様々は、中国の昔からの濃密な家族関係の習い性で仕方がないのかなぁ
とも思っていましたが、でも話を聞いてみると、、

!昔はこんなじゃなかった!

あれをしちゃいけない、これをしちゃいけない、あれをしなさい、これは守ら
なきゃいけない、もちろん体罰だってあったそうです。 食べるものがあまり
豊富ではなかったので、家族みんなで分け合って何でも食べた‥‥でも何でも
が美味しかったし、毎日は楽しかった、と‥‥そりゃそうでしょう‥‥。

どうして、親からしてもらったそんないい習慣を、子供にしてあげないの??

                                      = つづく =
┌─────────────────────────────────┘

この話に出ている小皇帝は、小皇帝族の中でも“特級筋金入り”の小皇帝だと
思います・・・今回はマイナス面だけを書きましたが、この子は良いところも
たくさん持っています。それは物語の展開の中で徐々に明らかになります。

次回は考えに考え抜いた末の作戦開始。。
≪寄宿制の小学校に追放・涙にくれる母親≫編をお送りいたします。(^O^)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃メールマガジン掲載記事読後感アンケート結果。
┗━┛
◇面白かった  (^○^) -------------------------------------  8人 (73%)
◇ふつう   (゜.゜)--------------------------------------  3人 (27%)
◇ツマラナかった(-_-)--------------------------------------  0人 ( 0%)
◇読まなかった(ーー;)--------------------------------------  0人 ( 0%)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃コメントボードに頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「同喜同歓さん」

小皇帝族に関するエピソードはあちこちで目にしますが、このまま行くと大変
なことになりそうですよね。
そのうち家庭内暴力などにつながるんではないでしょうか?

あれほどの人口の中で、またそれ故に貴重なさまざまの快楽をとことんまで追
求する姿勢は、おおきな中国をまとめあげるエネルギーに結び付くんでしょう
か?
ちょっとコワイ気がしますネ。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
中国の教育事情を覗くの目次に戻ります







SEO [PR] お金 ギフト  冷え対策 わけあり商品 動画無料レンタルサーバー ブログ SEO