☆ 明日は公安の手入れ ―――――――――――――― 2006/01/13
by サムライ駐在員さん
どうもこのところ、常平のDVD屋の様子がおかしい。
棚がスカスカで、品揃えも大陸
のチンケな映画ばかりで、普段
あれだけ溢れている海賊版外国
映画が、ほんのチョビッとしか
ないのである。
あまりにも棚がスカスカで、客
もロクに入っていないので、ど
ういうわけか聞こうとしている
うちに、店員のほうから声をか
けてきた。
「ゴメン、今日はDVD少ないよ」
大体見当は付いていたが、どういうわけか聞いてみると、案の定公安の手入れ
があるのだという。
そういうわけで、著作権なんぞどうでもいいような大陸の映画・ドラマばっか
りになっているわけだ。ところどころ、申し訳程度に外国映画が残っているの
で、これは公安が来ても大丈夫なのかと聞くと、やっぱりヤバイのだそうだ。
昨日あたりからこの辺のDVD屋では、棚の配置を変えたり商品の入れ替えを
やったりしていたところをみると、公安のガサ入れ情報は、前もって入ってい
るということだろう。
公安にしたところで、普段あれだけヒマそうに街をブラブラしていれば、よほ
どのマヌケでもない限り、こんな単純なゴマカシぐらい見抜けなければならな
い。また、ガサ入れをやるにしても、街のDVD屋が一斉に偽装工作ができる
ぐらい機密の保持がなっていないので、大バカにも程がある。
おそらくは、初めからそういう情報が流れるようにできているのであろう。
そして、形式上取り締まったということにしておくに違いない――――。
そうして、明日は常平で、「海賊版DVDの摘発」という儀式があちこちで行
われるのである。
多分、先日アメリカのブッシュ総統が大陸にケンカを売りに来た時に、知的所
有権の保護が救い難いぐらいできていないとクレームをつけたことが、今回の
手入れにつながったのではなかろうか。
そうして常平の公安局から省の上級部門に「儀式」の取り締まり報告が行き、
各省から国務院経由で外交部に「中華人民共和国では海賊版DVDはキチンと
取締まっている」という公式見解が行くような筋書きになっているのだろう。
ガサ入れで、全く該当物件なしというのではあまりにもワザトらしくREALITY
に欠けるのか、海賊版をチョビッとだけ残しておくのもなるほどと思う。
大陸はこういうふうにできているので、大陸の主張を額面どおりに受け取って
もバカを見るだけなのである――――。
= おわり =
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