☆ 湖南ビンロウ製造のおそろしい秘密 ――――――― 2004/04/04
by HAJIMEさん
ニイハオ!!
―― 昨日、日曜日、久しぶりに中央電視台新聞台の「質量報告」を見る。
この番組、下手なホラー映画よりずっと怖い。日本語の訳をつけて中国駐在の
日本人に見せたら、夜も眠れなくなること確実ね。今回の暴露は「湖南省ビン
ロウ」――――ビンロウっていうのは一種の木の実でカフェインが含まれてて
台湾のビンロウが有名ですね。
台湾ではタクシーやトラックのドライバーのおにいちゃんやおっさんの友。
台湾男の象徴。まあ、タバコみたいな習慣性の嗜好品ですね――――。
シンセン東莞開発区を行けば、ビンロウの店がバカバカバカバカあるんです。
最初は「へー、台湾人多いからなあ、この辺。ついてきちゃったのか」などと
バカなことを思っていましたが、湖南省人も、山西省人も....あとどこだった
け?まあとにかくあのへんの人たちもみんなこれ、なくては生きられんぐらい
好きなんですね。
私も靴工場時代は、湖南人の工場でしたから、毎日どこかでビンロウ。ホント
にタバコと同じぐらい頻繁に、やるんですね。誰かが持ってるのを見つけると
もういけない。
「なんだおまえビンロウ持ってんじゃんか!!はよ出さんかい!こいつ!!」
とか言って、ポケットからにじりだしちゃう。でみんなで獣のように奪い合い
になる。
部屋に入ってきて、いきなりビンロウをひとりひとりにホイホイと放る、と、
みんなえらい上機嫌になって「いやあ、わるいねえ、あ、もう一個ある?ああ
うれしいねえ」――――って感じ。
台湾人のは緑の、まさに草の実、って感じの生っぽいやつなんですが、湖南の
は干してあるのか、カッサカサに黒焦げみたいになってて、半分に切ってあっ
て、大きい。で、ビニールで真空パックで個包装になってる。
たまにむりやり食わされたけど、口の中にサロンパスをぶちこんだような妙な
すかーっとした味が広がって、のどの粘膜がカーッと辛くなって、で、頭がク
ラッとして、胃がカッカして・・・何が楽しいのかわからん。すぐ吐き出す。
湖南のやつらと仲良くなるにはビンロウを一袋挨拶代わりにプレゼントすれば
OKって感じです。
―― で、番組番組。
湖南特産の「湖南ビンロウ」製造のおそろしい秘密。
噛んだ時の「吹っ飛び感」が大きいほど人気があることから、製造者は売り上
げを伸ばすために知恵を絞る。製造者ってったて、きたねー農家の薄暗いせっ
まーい納屋みたいなとこで、とーちゃんかーちゃんばーちゃんぐらいでやって
るとこばっかりなんだけど・・・。
ああいうとこって、政府の出す正式な営業許可証とかそもそもあるんか??
記者が例によって隠しカメラで潜入、渋るおとーちゃんをすかしなだめて吐か
せた秘方は「建設に使う生石灰を入れる」・・・!?ビンロウを煮込む時に生
石灰を入れるのだ。
そうするとみるみる化学変化が起こって、鍋の中の色はアッという間に変わる
わ、ぼんぼん泡は立ってくるわ。こ、こここ怖いよ〜〜。魔法使いのおばあさ
んの毒リンゴだよお〜〜。よくわかんないけど、生石灰って食べていいわけ?
ゲストの北京農業大学ナントカ教授がすかさず「もちろんいけません。長期に
渡って摂取し続ければ、体に大変危険な中毒症状を起こす可能性が高いです」
そりゃそーだー。第一、建設材料そのままカチ割って持ってきて入れてるし。
記者は更に秘密を暴く。
このあたりでほとんどのビンロウ製造所が、「吹っ飛び感」を増すためにコッ
ソリ入れてる秘密成分・・・それは漢方薬の「麻黄」!?
ナントカ教授がすかさず「これはまったくもって違法行為です。この麻黄とい
う漢方薬は非常な興奮作用があり、正式な漢方医の処方箋によって、投与量を
厳格に管理することが義務付けられている指定項目なのです。もし心臓疾患の
ある人、体の弱っている人などが過剰に摂取すると、非常に危険な薬品です」
わあよかった、みんなにそそのかされてはまっちゃわないで。
この「麻黄」には強い中毒性があるそうで、やたら欲しくなるのはこれのせい
らしい。ーー開発区で働く駐在、出張日本人の男性の皆さん、工場のスタッフ
やワーカー達から友情の表現として薦められても、適当に誤魔化しましょう。
なにしろ生石灰ですから。
でも、この「質量報告」を見てると、中国には安心して口に入れられるものが
何も無いということがヒシヒシと・・・毎週見てる日本人の方、います?番組
で暴露弾劾しても完全なイタチゴッコだよなあ――――。
金儲けのためには他人の命も健康もどうなったったて知るかい、という人たち
なんだなあ....知ってるけど。オリンピックが済んだら、少しはよくなるのか
しら、、、、。
= この話おわり =
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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