中国交通事情見聞記体験記
☆ 北京市のタクシー一斉更新ニュースから ――――― 2004/09/19
                          by HAJIMEさん
ニイハオ!!
「中視論壇」で、「北京市のタクシーの車種がいっせいに更新になる。どんな
車種に決まるか世間の耳目を集めている」がさて、車種決定にあたって我々が
重視しなければいけないことは何か?――――というテーマで、レギュラーの
学者先生と中央電視台評論員が討論してました。
----しゅいましぇん「亜州論壇」ではありませんでした。ねぼけてました。

なんでも、北京市のタクシーは6万台あまりあるのだそうです。それの全とっ
かえ。ーーーう〜む、利権の臭いがしますな。また役人がガッポリ儲けるので
しょうねえ。まあ、役人の袖の下問題はこの番組では討論されていなかったの
で措いておいて、、、。

両コメンテーターの強調していたポイントは

・車種更新によって、現在の廉価なタクシー料金が値上がりするようなことが
 あってはならない。
・北京は我が中国の首都であり、外国からやってくる訪問客が最初に接触する
 のがタクシーである。つまりタクシーは北京の顔であり、名刺である。故に
 名刺である自覚をもって、外観、衛生方面とサービスの向上に努めなくては
 ならない。
でした。ーーーまったくごもっとも。

両先生もアナウンサーも、何十回も繰り返していたのですが、北京のタクシー
の料金は、普通の庶民も結構気軽に、足代わりに使える料金なんだそうです。

確かに中国のタクシー料金は、日本人からしたらものすごく安いと思っていた
が、中国の人からしたらいったいどういう感じなのか、ずっと知りたかったの
ですが、なるほどやはり安いものだったのですね。

ちなみにシンセンでは、初乗り12元、2.6元/1キロです。広州では初乗
りが7元でした。南通でも7元でしたね。(1元≒15円)

番組でも紹介してましたが、私が天津で留学してた頃は、タクシーといったら
黄色い「面包[みぃえんばお]型=食パンの型」ばっかりでした。天津に工場が
あったダイハツのものだったと思います。

その気になったら10人ぐらい乗れるパン、つまり食パンの名前の通り、ハコ
型のミニボックスカーで10元でした。どのぐらいまで10元なのか忘れてし
まいましたが(‥‥ご存知の方教えて)、我々が行動するような範囲はたいてい
10元で収まったと記憶しています。

この「面包車」の爆発的普及で、それまで高級交通手段だったタクシーが一気
に「庶民が気軽に利用できる足がわり」に変化したのでそうです。

評論員さんがいやにしつこく、アメリカのタクシー代は高過ぎる、ちょっと角
を曲がっただけで20ドルだ、と。さらに日本のタクシーもまた庶民の足とい
う値段ではなかった。東京に出張に行ったとき驚いた、すぐそこに見えるビル
へ行くのにタクシーを拾ったら1500円も取られた、と。ーーー金額まで憶
えてる..よっぽど悔しかったのでしょうなあ。

3人が、やはり何回も同じことを繰り返して盛り上がっていたのがもうひとつ
のポイント。北京のタクシーは、あまりにもみっともない、外観も内部のボロ
ボロで壊れまくっていて、しかもホコリだらけで汚い、と。大衆はこの問題に
関して大変な不満を持っている。今回の車種更新でこの問題が解決されるだろ
うから喜ばしい、と。

なうほど、ワタシャてっきり、中国人はああいうボッロボロなタクシーを平気
で、なんにも感じてないのかとばっかり思い込んでましたが、彼らもやっぱり
好きじゃなかったんですね。

シンセン経済特区は割に新車が多いのですが、ゲートの外の開発区ではボッロ
ボロが普通です。ーードア開かないとか、ーー中からは開けられないとか、ー
ー窓開けのハンドルがついてないとか、ーー走ってる間ずーっとガチャガチャ
どっかか鳴ってるとか、ーーフロントガラスに思いっきりイナズマ型のでかい
ヒビが入ってるとか、ーーシートが破れてるとか、が普通です。

経済特区のタクシーはだいぶマシです。見てると毎朝決まった洗車場で洗車し
てます。近所のガソリンスタンドは朝の7時頃から7時半頃、タクシーがみち
みちになって、戦争のように人 が群がって大騒ぎで洗車してい ます。 シンセンのタクシーは、夜組が 朝8時に昼組と交代するのです が、帰る前の夜組か?出撃前の 昼組か?このスタンド及び近所 の裏通りにタクシーが群がり集 まって、洗車ワーカーさん達も いっぱい湧いてきて、すごい勢 いで洗車する光景が見られます。 GSの制服らしきのを着た人は、多分GSの洗車ワーカーさん?なんでしょう が、真っ黒な顔のひっつめマゲのおかーさん、ブラウスのスラックスでいっぺ ん見て農村出稼ぎなんですが、いっぱい混じってる。 多分歩合制なんでしょうか、車が停まると奪い合うように駆けつけて、一台の 車に5人も6人もたかって洗ってる…怖いなあ。洗車機のあるところもいっぱ い見たことがあるけど、人間のほうが安いんですかね。とにかく、ちょっと見 たら驚く光景です。 中国のタクシーが安いのは、政府の政策で規制されている、国家に統制されて いるからでしょうが、もし規制されていなくても値段が上がりそうにないほど タクシーの絶対数量が過剰のように見受けられます。 ローウー駅の出口を出るやいなや、タクシーの客引きに取り囲まれます。多分 中国の中級以上の都市のどこいってもこの現象はあるのではないでしょうか。 ーーー乗ろうと思ってる人よりタクシーのほうが多い。 上海ではどうも違うようですが、シンセンあたりでは、ここという場所ではタ クシーが長蛇の列になって客待ちしてますし、公明の繁華街の真中ロータリー には、いつも20台ぐらいが停まってて、ドライバーが目を光らせて歩行者に 「どこ行く?どこ行く?」と声をかけています。 道端で、タクシー運ちゃんが車座になって、新聞紙広げてトランプしてます。 ーーーホントに儲かってるのか心配になりますが。 つまり過当競争原理で値段が上がらないようです。もの凄く分かりやすい資本 主義原則です。資本主義国家のハズの日本でタクシー代が上がりっぱなしなの に、、、。 ーーーこの番組で紹介されてて初めて知ったのですが、中国では都市や省ごと にタクシーの車種が違うんだそうです。中国在住読者の皆さん、そちらの街で はどんな車種が走ってますか? 開発区から経済特区に来て違うなあと感じたのは、タクシーの運ちゃんが全然 おしゃべりしてくれないということです。開発区の運ちゃんは、話しかけると ノッテきて、いろいろ聞き出すことができたし、こっちが黙っててもいろいろ 喋りかけてきたものですが、特区の運ちゃんは業務上必要なことしか話しませ ん。 後ろから気さくに話しかけても、たいてい無視されてしまい、初めは何か悪い ことでも言ってしまったのだろうか?とオロオロしました。これが都会風とい うものでしょうか?ーーーしかし、無線でお客をほったらかして他の車とデカ イ声でおしゃべり盛り上がるのはやっぱりシンセンです。 なんでか必ずスゴイ方言で喋っているので、何を話しているのか全然分かりま せん。乗る度に違う方言にぶつかり、しかも、どれも全然わからんので、シン センのタクシー運ちゃんはほとんど外地からの出稼ぎと思われます。 方言はバラエティですが、運転の荒っぽいのは共通、渋滞すると、お客が驚く ほどブチキレて独り言で怒鳴ったりするのも共通です。ーーーまあこの値段だ からしょうがねえわな、と笑って楽しみます。 番組では、杭州のタクシーは高級車を採用している、だから庶民の足ではなく なっている、と繰り返してました。杭州在住の皆さん、そうですか?レポート 求む。でもなぜ杭州だけ高級車なのか?                            = おわり = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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