中国の医療体験記集 ―――― by 半日半華人さん
☆ 中国で人間ドック体験 ――――――――――――― 2009/03/18
我家の義父と義母は疫病神、双方ともに文化大革命の体験から、本来家族の絆
を何よりも大切にする異国人なのに自己中で家族に迷惑が絶えないのだった。

さて、今回も義母入院一週間で、初めて事実を知らされた手術前日の事、しか
もその事を、何故嫁から祖父母(母方)に知らせなければならないのか?

当然激怒の祖父「何故家族の大事を隠すのか!」と我が嫁に文句、祖父vs義父
は犬猿の仲――――。

ここまでは我が家とは何ら関りなき事だが、義母といっても私より一歳年上と
いうだけなので「俺は大丈夫!元気!」も通用せず、「あなたにに万一があれ
ば…」と人間ドックへ行かされる事になった――――。

ここまでは、夫想いの嫁、と賞賛される事だが…

幼少の頃に大病を煩い、何度も入院&手術の経験が、今や立派な病院嫌いのト
ラウマ。しかもその異国の病院ーーー30年前の日本が現状?の野戦病院並で
は、院内感染を恐れる私――――。

「行け!」「嫌だ!」

散々口喧嘩の結果、先に嫁の受診後、通訳必要な私に同行するという事で決着
したが、、嫁の受診では婦人病が発見され「ホ〜ラ!」と、何故か鬼の首でも
取ったようにいう嫁、ーーー暫し夫婦の営み禁止とのご託宣に不機嫌な私に、

「治ったら三人目♪」「ハア〜?」ーーー意味不明の回答、本気?

いよいよ受診前日、

翌日の休みを告げると部下達は「私は怖くて行けない」ーーーオイオイ地元民
が拒否する事を俺がするのか?と不安が過り、何故か眠れぬ夜を過ごすことに
なった――――。その横では「私、最近不眠症で寝られない」嫁が高鼾??

早朝、先ず娘達を幼稚園に送る。

道路は出勤時間で物凄い渋滞の上に無法地帯化。数十分かかってやっと病院に
到着するが、見掛けは予想通りのボロ、、心配の源。しかし、中は予想に反し
小奇麗で、外資(韓国系)なのか?漢字と一緒にハングル文字が書かれていた。

エレベーターで3階に上れば、そこは1階とは全く異なりラウンジのよう。

何故か入口が2つあり、一方は団体受診様、もう片方はVIPと書かれ、そこ
に嫁同伴の理由が「居た!」ーーーイベントコンパニオンのような制服の小姐
が案内係で、旦那一人では万が一が心配、、が、嫁が嫌がらず同伴した理由と
知る――――。確かに今や日本絶滅のボディコン+ミニは危険かもしれない。

だから、案内係が親切に声を掛けても「アナタこっちよ!」と、無愛想な嫁に
先導され、先ずは体重・身長・血圧測定だが、今や壁に立つだけで体重&身長
計測可能とは知らなかった。

続いて血圧だが、看護婦「100と70」を170と勘違いした嫁は「あなた
死んじゃう!」と、とても縁起の悪い発言。

「一般男性より低めですけど、、ただ、太り過ぎですね〜」ーーーなんと体重
が..最近運動不足の上に3食快食で88.7キロ! 心の中で、欲しいあと百
グラムでフェーバーなのに、と思ったが、

「だから最近太り過ぎと…」「この年で痩せたら皮ばかりでポヨヨ〜ン」
ーーー変な慰め方の嫁。

採血は多少大目ーーー「もしかしてエイズ検査?」と一瞬不安、だが最近遊ん
でいないから大丈夫!動揺顔など決して見せない私の横「あなたの血はドス黒
い、大丈夫?」ーーーオイオイ何を言い出すのか我が嫁は…でも…確かにサラ
サラ度はないと感じ、不安になるのだった――――。

兎も角第一段階は無事終了、

続いて超音波内臓検査だったが、多少(?)脂肪が厚いために器具を思いっきり
押し付けられトイレに行きたくなるが我慢、は、まるで胎児を検査されている
気分だったが何も発見されず無事終了。

ここで、たぶん日本の人間ドックにはなく異国にはあるサービスを受ける。

それは、其々の○○科の表示の中に「朝食室」の文字!?

小姐に案内され、ゆで卵・豆乳・パンを渡され休憩タイム、が、以前利用した
ことのある嫁は「パンはいらない」と、鞄から、自宅から持込んだパンを渡さ
れた。ーーー前回利用で相当懲りた味と推測。

持込パンは、昨日「山崎パン」で買ったコロッケパン(そう!今や多少味は違
うが、日本のパンが異国で食べられるのだ)、因みに「1個だけ?」と尋ねれ
ば、「あなたが昨日2つ食べたでしょう」と藪蛇。ーーー最近食欲良い私は、
夕食まで待てず摘み食いを=太る訳だ。

さてここまでは快調だったが、ここから混雑していて、順番に関らず空いてい
る○○科からと指示され、先ず内科では、これで良いの?と思うほど安易な検
診。

次の耳鼻咽喉科では、

左耳を診た医者は「これは痒いでしょう湿疹がある」「大丈夫?」と嫁は言う
が、昨夜甘えて耳掻き頼めば..乱暴で出血させられた事など忘れた嫁だった。

しかしその後、喉を見た医師は「見てご覧、珍しいから…」ーーーそう、確か
に珍しいかもーーー、アレは高校生の時、大欠伸に虫が飛込み喉チンコ攻撃さ
れ、こけし状になっているのだ。
「これは手術?」「別に問題は‥」単に珍しさを楽しんでいるのだった。しか
も、良く見えるようにと金属片を押し付けるから、三回も吐きそうになる‥。

次の眼科では視力確認だけと思ったら、機器で眼球検査。これが痛い!「真っ
直ぐ前を見ろ」と言われるが、見れるものなら見ているワイ!それ程痛く眩し
いのだった――――。

続く心電図検査では、若女医にドキドキする暇もなく電極を取り付けられ「ハ
イOK」

残る汎用検査と外科だったが、外科って何を検査すると思いますか?

突然、ズボンとパンツを下ろし、四つ足になれ、そして嫌〜な予感的中は「私
はオカマの気持が解らない‥」ーーー肛門に激痛!!??1度ブスッ!に続き
第二次攻撃ではグイグイと更に中へ中へ、??!!ヒエ〜(涙)痛い!!

更にグリグリされ、痔持ちには拷問以外の何物でもない屈辱感、、結婚の時の
健康検査のときに一物をグリグリされて以来の事だった。ーーーたぶんその間
一分未満、だが、精神的ショックは大きく、無口となる私――――。

最後の尿検査では、折角並々と満タンにしたのに「そんなにいらないわよ」と
大半を棄てる嫁に憎悪、ーーーもしもこれで初めからやり直しになったって、
絶対に拒否!を強く心に誓い、最後のレントゲン撮影が終って帰宅ということ
になった――――。

本当は午後から出社する予定だったが、お尻が痛く椅子になど座れぬ状況にな
い。帰宅後、暫く仮眠し静養する必要を強く感じるのだった。

お尻の違和感はその日の夜まで続き「来年もやろうネ〜」ーーー絶対拒絶する
事を強く誓うのだった。あの尻の穴攻撃が未だに何の検診か不明。「直腸癌」
にしては、指で確認はできないと思うし…解らない――――。

結果は一週間後だが、お尻以外は絶対健康と思うのだった。

しかし、日本では丸一日や二日かかる検査が1時間半程度、料金は夫婦二人で
700人民元≒10000円)の手軽さ。さてドチラが良いのだろうか。

そうそう、私が人間ドック不信(嫌い)理由の1つは、叔父が年二回受診してい
たのに直腸癌で他界した事、更に、父も同様に、自ら異常を感じ再度受診して
発見、と、日本医療への不信。

こちらの精度は可也心配だが、何度でも手軽に受診可能という事は…さてドチ
ラに軍配が?

因みに、日本同様(CTスキャン等)のコースもあるが、何故か不人気という?

「お前..どうやってここを選んだの?」「インターネットで評判等を調べた」
異国も最早日本同様に口コミ情報が重要な時代かも知れない――――。

「そこに肛門グリグリ情報はなかったの?」「あったわよ、でも言ったらあな
たは来なかったでしょ?」ーーー大変賢い嫁である――――。

嫁の受診結果はまるで一冊の本のようで、詳しい事は後日医師に尋ねるとの事
だった。ーーー問題がないなら無事のひと言でいいと思うのだが――――。

                        = この稿おわり =
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