☆ 中国の病院ドキュメンタリー ―――――――――― 2005/10/20
by 老玩童 OJIN
某日の明け方、カモシカちゃんが急に左手の甲が痛いと唸りだしました。
またいつもの甘えでたいしたこともあるまいと眺めておりましたら、そのうち
唸り声に「痛いよ〜!痛いよ〜!」という叫び声まで混じり始めました。----
こりゃ普通じゃない!
慌ててカモシカちゃん実家家伝の塗り薬を溶いて塗ってみましたが、全然効い
てくる様子がみられず、相変わらず「痛いよ〜!痛いよ〜!」ともがいており
ます。
耐え切れなくなって実家のお母さんに電話したら、「ともかく先ず痛み止めの
薬を飲んで!」ーーー言わたとおりに飲んで、暫く待ちましたが痛みが和らぐ
様子はまるでありません。
こりゃだめだ..病院へ行こう!
―― 午前9時半、南通中医院(南通漢方病院)に到着。
受付カウンターでざっと症状を説明。骨傷科を指示されて、「挂号処」の窓口
で初診料7元≒100円但し生活実感価格でなら600〜700円)を支払っ
て受診票をもらい、骨傷科問診室へ。
先に待っている人が4〜5人いて、医生=医師)の机の上に病歴帳と受診票を
順に従い並べて置いて順番を待ちます。待つこと暫し、ようやく順番になって
医師の問診がゴニョゴニョゴニョ、、、先に血液検査をしてきなさいというこ
とになりました――――。
血液検査の費用を支払いに収銀処=レジ窓口)へ。ーーー順番待ち..暫し。
抽血費 2元
化験(血細胞分析:五分類儀) 18元
―――――――――――――――――――
合計 20元
の支払いを済ませて血液検査窓口、、幸い待っている人が少なくて採血は直ぐ
に済みましたが、結果が出るのを待ってまた待つこと暫し....。
結果がプリントされたシートをもらって骨傷科問診室へ。ーーーまた順番待ち
で待つこと暫し....。
ようやく順番になって医師の問診がゴニョゴニョゴニョ、、レントゲンを撮っ
てから針灸科へ行きなさいということになりました――――。
レントゲン検査の費用を払いに収銀処へ。ーーー順番待ち..待つこと暫し..。
※)レントゲン写真は、痛んでいる手の甲の部分と、どういう訳か首筋の部分
を撮ってありました。どうしてこういう症状で首筋の部分が必要なんだべ?と
疑問でしたが、さすがに専門家!後でその理由が分かりました。
普通撮片二次 72元
撮片二次 82元
―――――――――――――――――――
合計 154元
支払いを済ませて針灸科の受付? ゴニョゴニョやっておりましたが、どうも
はっきりしない様子で隣の医師の部屋(?)へと行かされました。 そこに居た
医師が、痛い部分や肩、首筋などを触診してから、「門診処方箋」にサラサラ
サラとなにやら書きだしました。
「どうなったの?」と聞きましたら、これから点滴をするので、その処方箋を
書いているのだとのこと。??手の甲が痛いってのに点滴でどうにかなるの?
ーーーと思いましたが、まあ医者の言うことですからハイハイと、その費用を
払いに OJIN ひとりで収銀処へ――――。
※)中国の病院は注射はしない!というぐらい注射での治療はしません。とに
かくなんでもかんでも点滴、点滴。風邪ひいても点滴、お腹が痛くても点滴、
点滴以外のやり方を知らないんじゃないか?というぐらい点滴治療が幅を利か
せています。
注射器(1m1) 0.5元
皮下肌肉注射 0.6元
―――――――――――――――――――
合計 1.1元
えらく安いな〜と思いながらさっきの針灸科の部屋に戻りましたら、更に処方
箋用紙2枚にサラサラサラ、、今しがたのは、ただの「点滴申込み費用」だっ
たようでございます・・・・。
処方箋用紙2枚にズラズラ〜〜〜ッと書かれた紙を持ってもう一度収銀処へ。
そしたら、
アラ?窓口が閉まっちゃってる!? お昼休みに入ってしまったようでした。
時間を見ると11時45分。9時半に病院に着いてから2時間15分、問診と
検査(とお金の支払い)ばっかりで診療は一切なし。ーーーこれじゃ〜手遅れに
なる人もいるんじゃないの??
しかし、さてどうしたもんかいな?
と思案数秒、カモシカちゃんがスタスタスタ、、どこへ行くのかな?と思った
ら間もなく目の前に「救急病棟」。なるほど、その手があったか!
救急病棟の収銀処で、点滴用のホントの支払い(?)を済ませました――――。
西薬 83.61元
成薬 40.28元
静脈輸液(3組) 16.00元
――――――――――――――――――――――――――
合計 139.89元
この ▲「門(急)診収費項目清単(内訳明細書)」は ▼
項目明細 数量 単価 金額
――――――――――――――――――――――――――
甘露醇(塑瓶) 2 6.21 12.42
地塞米松針 2 0.21 0.41
0.9%Nac1 2 6.50 13.00
青 素G 塩 4 3.20 12.80
5%GS 2 6.50 13.00
双氣芬 緩釈片 10 3.20 31.98
丹参針 4 10.07 40.28
静脈輸液(3組) 2 8.00 16.00
――――――――――――――――――――――――――
合計 139.89元
この支払いを済ませたところで時刻は既に12時。お腹が空いたから御飯にし
ましょう!ということで、痛い手をそのままのカモシカちゃんと病院の外へ、
道路向かいの中華レストランに入りました。(‥そこでの模様は没関係割愛‥)
急いで食事を済ませ、12時半に病院に戻って、点滴の薬をもらいに薬剤室の
窓口へ。→ゴソッと渡された薬を持って点滴薬調合室窓口。そしたら点滴して
も大丈夫かどうかのテスト注射をズブリ!カモシカちゃん顔シカメて痛そう!
※)注射針でも点滴用の針でも、全部密閉されたビニール袋に入った新品が使
われています。点滴用のその他の器材も同じく全て新品が使われていました。
「結果が分かるまで20分程かかります。どこかで暇つぶししてきて下さい」
急進病棟入口傍のベンチに腰掛けて、 OJIN はようやくタバコを吸うことがで
きましたーーー。そしたら真っ黒けの田舎風のおばーちゃんが大きなビニール
袋を2個ぶら下げてやってきてドッコラショとそれを置いたら、
「あたしゃ中から孫を抱いてこなきゃいけないんで、ちょっくらこの荷物を見
ててくださらんかいのー」
「いいですよー、OKOK」
そしてさて20分経過。点滴薬調合室窓口へ戻りましたら、異常なし大丈夫で
点滴室のほうへ。細長い部屋に4列、全部で120ぐらいの椅子が並んでいま
した。空いているひとつに腰掛けましたら、カモシカちゃんが「あ〜もう疲れ
ちゃったな〜」
看護婦さんがやってきて点滴の準備を始めました。
「看護婦さん、疲れたので足を投げ出したんですけど、そんな椅子はありませ
んか?」
「椅子はないですけど、8元だせばベッドで横になって点滴を受けられます」
おおそりゃアリガタイと、早速 OJIN が収銀処へとんでいって8元を支払う。
ベッドの点滴室はベッドが二つの個室で、もうひとつのほうには小さな坊やが
足に針を刺されて点滴中、すごい美人のお母さんが添い寝していました。(^^;
※)この点滴針を刺す技術にちょっと問題があって、カモシカちゃん、最初に
刺された時は「イタタタ!」場所を間違えたようでございました。やり直して
もらって少し経ったら、「なんだか少し痛いわ、刺し直してもらおう‥‥」
看護婦さんを呼んで痛いと告げると、今度はベテランらしい怜悧な感じの美人
看護婦さんが手さばきも鮮やかにサッサッサ〜♪ 最初のは新人だったのか?
カモシカちゃんの点滴が始まったのが1時半頃、3瓶あるから1瓶1時間強と
して、終わるのは5時過ぎになるかな〜、中国の病院通いは1日仕事だな〜〜
ーーー予想したとおり、終わったのは5時40分でした。
「手の痛みはどうですか?」
「うん、まだ痛いことは痛いけど、だいぶ和らいでガマンできないほどじゃな
くなったから大丈夫!明日の分の点滴薬ももらってあるから、明日やれば完全
に良くなると思う」
この日の治療費合計:329.99元≒4950円(但し、生活実感価格では
約3万円ぐらいに相当するでしょうか)
ところでこの手の甲の痛みの原因は何だったのか?
腱鞘炎、、らしいんですが、その原因がなんと首筋の骨のナンタラカンタラが
原因で、何回か通ってそこを整体(?)治療すれば完治するとのことでした。
やっぱりさすがに餅は餅屋、よく分かるもんでございますーーー。
中国で病院へ行かなければならなくなった場合の、ご参考になれば幸いでござ
います。なお、これは中国庶民コースですが、 OJIN の以前の体験ではもっと
高目ですけれど特別コース(?)があります。
= この稿おわり =
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