有料並(?)中国不動産情報
☆ 浮ぶ住宅 *―*―*☆ ―――――――――――――― 2006/11/21
                        by 半日半華人さん

ーーー摩訶不思議な非常識社会こそ異国の地の特徴なのだが…
只今…異国社会はバブルの真最中…株だ!不動産だ!投資だ!

「高い物こそ良い物」思想は、家賃計算すれば、40年分を遥かに凌ぐ高価格
マンションもお買得…異国の建築物で40年??
また、株式投資に熱中…必ず全員勝つ(+)かの如く、損(―)負担は有得ぬ話?

こうした熱病に本業を忘れ、あぶく銭に浮かれ踊る異国人に明日はあるのか。
「大丈夫!チュウゴクはNipponとは違い、政府が何とか助けてくれる」と確証
のない信頼も、最近のニュースに「大量汚職」「株価暴落」の文字が躍り無言
となる異国人。

しかし、バブルとは夢幻の如き桃源郷、、3歩あるけば忘れる鶏頭の国民性と
あいまって、架空数字(帳面資産)に再び舞上る。

〜〜〜「踊る阿呆に見る阿呆…同じ阿呆なら…踊らにゃ損損」〜〜〜

過激さを増すバブル効果は、いよいよ住宅にまでその魔の手が伸びてきた。

或る日帰宅すれば、一通のDM片手に迫る妻、、「見てみてミテ!」は毎度の
事であるが、邪険にすれば夕飯は缶詰・・・・。デパ地下のお惣菜購入で済む
ニッパンとは異なり、辛いところなのだ。

全く興味はないが…笑顔で真剣に「ハイはい」とご拝見。

案の定、DMは高級一戸建住宅の宣伝だが、違和感あり。

内装業務を生業としていると、奇妙奇抜なデザイン遭遇はよくある話で…驚か
ない。ーー掃除機も届かぬ三角形の部屋とかーー迷路のような個室配置とか、
生活無視の斬新設計ばかり――――。訪中経験者にはご理解頂けると思うが、
同じ外見のビルは存在しないのだ。

でも今回の一戸建設計はそうではない…では何故?

実は、他の建物に比べキンキンピカピカ=豪華、という意味ではなく…太陽光
反射が異常な程の輝き??まるでサングラスなしでは目視不可?と思われる程
なのだ。
それもそのはずで、外壁はステンレス製(ピカチュ〜!)+ガラス窓はオールミ
ラー状。正に光り輝くマイハウスの姿は…SF映画の異星人住居やお伽話の城
のようだった。

たしかに異国人は派手好き…とはいえ、これはいささかやり過ぎ…と思う。

だが「錆ないからステンレス」でも錆びる異国ステンレス。新築時ピカチュ〜
→(数ヵ月後)ボロボロお化け屋敷〜の心配。ところが、つい先だってまでOD
Aを受ける貧乏暮らしだったのが、今や「建材は輸入」という経済状態に、驚
かずにはいられない。

カタログ(DM)には価格表はなかったが、(当然)高額住宅。誰が買うのか?…
心配無用!発売日即日完売!‥‥‥ 謎 ‥‥‥

さて、

ここまでは「浮ぶ」住宅ではなく「光る」住宅だが、問題はここから…

バブル経済は貧富の格差を拡大―→犯罪多発―→高級住宅に最新鋭防犯設備は
常識。ーーー敷地周辺の赤外線探知機&防犯カメラ&警備員配置&電子鍵、、
これらが塀を境の天国と地獄の異国実態である。

いままではこうした方法で充分だったが…しかし年々の人件費高騰は人海戦術
の限界点を越える。----我がマンションも管理サービスの低下感あり。

そこで今回の浮ぶ住宅は、高級住宅地を丸々360°要塞化=湖の中に浮く人
工島なのだ。侵入するには厳重警備の掛橋を渡る以外に方法なく、ボートは湖
全体で禁止なので目立つ。泳げば藻が絡みつき帰らぬ人…運良く岸辺まで接近
できても、高低差が大きいので上陸は不可。ーーー即ち要塞住宅なのだ。

だが気になる事があった。

人工島…即ち異国人の手に因って造成された人工物、は、都市間を結ぶ高速道
路建設で余った土砂を利用。堰き止めて湖にして、底から構築するという発想
も凄いが…大丈夫?…異国の土壌は柔らかい。――――周囲の日系企業の多く
が地盤沈下に悩む中で、人工島が沈まない保証はどこにもないんじゃない??

酔って帰って新聞沙汰、「邦人旦那が自宅前で溺死!」というニュースも嫌だ
が、日本沈没(=昔の邦画)ならぬ自宅沈没はもっと嫌。更に異国での心配事は
某日系工場で、大雨で玄関前が漁場となったこともある…即ち水没。

考えても頂きたい…目覚めれば1階は湖の一部となりはて…出勤はマイカーな
らぬマイボート?!さらに、趣味は自宅の窓から魚釣り!?では笑い話にもな
らないーーー。しかし本当の恐怖はタイタニック(=昔の洋画)の再現だ。

湖全体がボート禁止で一艘もないわけだから、万が一の場合、救助は期待でき
ず自力で脱出しなければならないが、我が家の人魚姫(=奥様)はカナヅチで、
愛児は二名。すると、両腕塞がる私の目前で奥様は…の危険性あり。

(私)「もしもここに住みたいのなら…お前明日からスイミングスクール!」
(妻)「嫌よ!」ーーーで話は終るかに思えた。

ところが!

一度消えた妻が浮き袋を抱えて再登場。(妻)「これがあるわ!」と勝ち誇る。
親子4人…湖の上にプカプカ浮かぶ姿を連想しながら、、現地見学となった。
天気も良く、娘たちもドライブ気分に丁度良い、が、我が心は曇り空・・・・

しかし、現地到着と同時に(妻)「帰るわよ!」と超不機嫌。

到着までの車内では、将来の快適湖畔生活を想像しウキウキだった。「あなた
は自宅前ベンチシートでノンビリ…私はBBQの準備をして…」会話には随所
に、爽やかな自然風が吹抜け、キラキラ輝く湖面の風景、、だが正反対反応の
原因は、、現実はキビシイ、、。

流れのない湖は澱み、水が悪臭を放ち、大量の蚊も発生=防虫ネットなしには
窓も開けられないだろう。しかも湖での娯楽関係…ボート遊び、釣り全面禁止
…一度自宅に入ったら監獄同様じゃないか、と想像する。

しかもしかも、見てはイケナイものまで目撃した。

急ピッチの開発工事、、湖畔の辺りのお墓も移設、、かと思えば、、もう地均
し[じならし]では「出るぞ〜〜!」ポルターガイスト現象〜〜。(何度も体験)

(私)「モデルハウスへ行く?」
(妻)「イイエ‥‥」〜〜〜ローン地獄回避!!

未経験者には、何度話してあげても理解できないバブル崩壊。

異国のキリギリスさんたちは、最終局面まで、知識として理解できても欲の皮
が突っ張って回避は不可能だろう、ーーーと思うのであった。だがその反面、
バブルは限られた裕福層のみ、、大半の異国人には関りないのもまた事実。

金持はヨリ金持に…貧乏人はヨリ貧乏に…これもバブル?ワカラナイーーー。

                        = この稿おわり =
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