有料並(?)中国不動産情報
☆ 中国の建物は防音度マイナス50000 ――――― 2005/05/15
                          by HAJIMEさん

ウチのマンションは、中国の建築物お約束で防音度マイナス50000なんで
すが、最近、隣のオタクのお嬢さん?が琴を購入したらしい。ーーらしい、と
いうのは、先月中旬ぐらいからか、毎晩10時過ぎると、練習を始めるんだ。

いやあ、中国に11年もいて、一回も真面目に中国琴を間近で鑑賞したことが
ないので初めて実感しましたが、あの、琴のボディの音響増幅能力ってすごい
んだねえ。驚いた。ーーーまるでスピーカーで増幅しているように、こっちの
テレビの音さえかき消すような大音響で、クリアにくっきり、ガンガン響いて
くるのだった。
そのはっきりガンガンの聞こえようといったらもう、隣の家というより、自分
の家の隣の部屋から聞こえてくるようで。

で、このお嬢さん、なんでか夜遅い時間になってからやっと練習を始め、興が
のると1時とかまでずっとやってるのだ・・・。

黄金周は、ワタシも毎晩よっぴきでDVDマラソンをやっていたのだが、彼女
も2時過ぎまで大音響で練習するので感心した。中国琴で、しかも初心者なの
で、絵に描いたような典型的ナンバーの3、4曲を繰り返し繰り返し・・・。

--タダで典型的中国の音曲を楽しませてもらっていると思えば..腹もたたん。

―― この

琴練習お嬢さんに、毎晩琴の音を強制的に1時2時まで聞かされてしみじみと
思ったのであるが、日本の社会ではピアノの練習音が原因でご近所関係が悪く
なったり、殺人事件にまで発展したりするのが、わりに普通のこととして受け
入れられて久しいですねえ。

ワタシの実家は安い公団アパートですが、中国の見かけは立派なマンションよ
り全然防音でしたが、それでもやっぱり、ちょっとした物音でも近所に迷惑を
かけないか、気をつかいながら暮らしていたと思い出します。
ーー比べてみれば、中国より全然静かでしたが・・・。

こういう問題を、あまりに単純に比較して、どっちがいいとかわるいとか言う
のはいけないことでしょうが、こっちのこういう暮らしに慣れると、日本人は
ちょっと神経質過ぎるのではないか、他人に対してあまりに狭量ではないか、
と考え始めます。

ワタシは、中国語の勉強のためにしかテレビを見ないので、いつも夜でもすっ
ごい大きい音で見ております。発音を聞き取りやすくするためです。で、いい
のかな?と一応思うのですが、ーーー隣は琴を1時まで、ーーー真下の部屋は
カラオケセットがあるらしく、週末はいつもお店並みの音量で夜中までうっと
り歌いまくっていらしゃるので、
ーーーきっと気にしないだろうとそのまま見ていますが、当たり前ですが一回
もクレーム来た事がありません。

騒音、他人の出す音をうるさく感じる、という概念そのものが日本人とまった
く違うのだと思います。

この方面に関して言えば、中国人は「自分の騒音に文句を言われたくないから
自分も他人の騒音に文句を言わない」ーーということなのでしょうか?

??それとも、、そもそもウルサイと感じてないのかな??

このぐらいの寛容さを、日本の教科書問題と先の戦争の問題に関しても持って
いただけるとありがたいのですがねえ。
ーー中国の人を見てると、絶対的に各方面とも日本人と比べておおらかという
か、寛容度が大きいというか、悪く言ったら非神経質、無神経なんだけど。

なんであそこだけそうヒステリーなのか、ねえ・・・。

―― 近所の騒音問題についておまけ。

この琴お嬢さんは、よほどの音楽クレージーのようで、毎日必ず練習するので
すが..ある日珍しく琴が聞こえてこない?ーー今日は琴が故障かい?と思って
いたら、アカペラで(つまり無伴奏で)流行歌を歌いだした。

それも、やっぱり10時ごろから12時ごろまで延々と。
ヒット曲ばかりなので、ワタシでも知っているナンバーばかり。

統計をとったわけではないのでしかとは言えませんが、日本で、日本のお嬢さ
んが、マンションなりアパートで、無伴奏でただただ延々とヒット曲を歌う、
という不思議な光景はありえますでしょうか?

でも、知ってる人は知ってると思うけど、中国の人は今でもけっこう、「独り
言」ならぬ「独り歌」を、それも往来を歩きながら、または自転車で走りなが
ら、バス亭で待ちながら、ーー普通にしょちゅうやるのです。

95年に初めて天津に来た時は、ほんとに日常茶飯事的に目撃したものです。

初めは驚きましたが、最近はだんだん見かけなくなって、ちょっと寂しい。

開発区ではまだけっこう見かけますが、経済特区の若者はもう垢抜けてしまっ
て、カッコつけて、この素晴らしい中国文化を捨ててしまったのか(笑)ぜひ
守り続けてほしい文化なんですが。ーーーー話それました・・・。

驚くのは、ウチの壁って、隣で歌を歌ってる歌詞までくっきり聞こえるんです
な。紙製でしょうか?
まあ、近所に迷惑という概念すらない、のどかで大陸的な素晴らしい人間天国
だと思いました。

また、中国の道路ってまだコンクリばかりで、アスファルトは少ないのです。
で、車が走る音がやっぱり大きい。ざーっ、ざーっっていう。で、こっちの車
はなんでしょうか、整備と部品が悪いのか、普通に曲がっても発する音がでか
い、その上、騒音概念がないのでやたらにクラクションを鳴らす。

わがマンションは、バイパス道路の交差点のとこに横付けなので、夜になって
も車の量が減らないきょうびの深センにあって、もう路の音がすごいらしい。
ーーーらしい、というのは、ワタシはもう慣れてなんとも思わないのですが、
読者の熊先生から夜に電話がかかってくると、毎回

「すごいうるさいですね、ベランダの窓開いてるんですか?電話を通してこっ
ちまで道路の騒音が聞こえますよ」ーーーと言われるのです。
----ちなみに、ベランダの窓はちゃんと閉まっているんです----
ーーまあ、6階ということもあるんでしょうが。

でも、何度もいいますけれど、ワタシがB型だからかもしれませんが、こうい
う騒音って、すぐ慣れますし、慣れたら全然平気で、本も読めるしテレビも見
れるし、原稿も書けるし、もちろんバリ寝られます。

むしろ、帰国した時、東京のビジネスホテルに泊まって、ドアを閉めちゃった
ら シーーーーーーーーーン として、空気さえ固形化したのではないかと思
うほど静かで、なんか核シェルターか何かに密閉されたような気がして、息苦
しくてなかなか寝付かれなかった。(笑)

中国の、隙間だらけ、漏れまくり、外と中の区別がいまだに曖昧な住環境のほ
うが、なんか人間らしい、健康な暮らしのような気がします。

皆さんはどのように考えますか?

                           = おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励、ご意見などをお待ちしています。 
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