中国不動産の注意点：― by 上海大起建築塗料有限公司董事長晝間大司
エッセイ「表上海！裏上海？」
 建物構造編―――― 2003/06/記

一般的マンションは、“鉄筋コンクリート柱＋梁”で基礎を構成、それに日干
レンガを積み、そしてモルタルを塗装して作られています。耐久性は鉄筋コン
クリートのみに頼っている訳です。

中国でのマンション購入契約は、スケルトン渡し(コンクリート剥きだし状態)
が一般的。購入者が“自由にお好みの内装”をする訳です。が、、

自由お好みの内装、には当然間取りの変更も含まれており、躯体(基礎柱＆梁)
に関係ない壁は取り除いたりするということになります。ところが、身勝手な
上海人は“躯体まで壊す・取り払う・削る”をやるので、挙句は耐久力不足。
！突然天井が崩れるなどの大事故も発生！

法律を改めることが決まっているようですが、現在は野放しやり放題。
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┃上┃海で建築や内装をする場合には厳しい省庁申請をパスしなければなりま
┗━┛せん。もちろん建築物の耐久性も審査される訳ですが、、

上海でよく見かける情景のひとつに、ベランダが部屋に変更されているという
のがあります。

私：「あれって法律的に問題無いのかな〜？」
妻：「いいんじゃないの」
私：「だって重量問題とか？耐久性とか？大丈夫じゃないと思うよ〜」
妻：「ベランダは平米単価が安いからね…購入した後で部屋(の一部)に改造す
　　るのよ。昔のアパートの部屋は小さかったからね」

ーーそれとこれとは別問題だと思うんですが…上海人にとっては当り前の事？

余談：建築現場視察にて、、『誰がジョーカーを引くのかな？』
普通、工事現場では仮設トイレを設けます。‥ホンの数年前までの上海では。
某外国人用マンション建設現場で。

ゼ：「工事は順調に進んでいますよ」
私：「申し訳ないがトイレを拝借したい」
ゼ：「トイレ？ああ、あそこを使って下さい」

案内された１室は…想像を絶する光景が！！あちらこちらに大・小が点々と。

私：「これって！？」
ゼ：「大丈夫。工事が終る頃には乾燥しているからスコップで取ってフローリ
　　ングに」

もしかして、、この部屋を購入した人は、そうとも知らずに不衛生的な部屋に
住むのかな？

私：「染み込んじゃってるよね？」
ゼ：「もちろん！」
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┃内┃装で一番注意しなければならない事…それは雨水の漏水。
┗━┛
上海人は“雨天もしくは雨の日の翌日に物件確認に行く”（何故？）
室内の天井や壁面に漏水跡や床面に水溜りがないかどうか？特に窓枠シリコン
に注意する。中国製シリコンの劣化は激しく、亀裂発生、そして雨水浸入。

室外は、タイル仕上の場合は目地部分に注目しましょう。雨がやんでいるのに
水滴跡・黒ずんでいる場所などは要注意。
外壁は、内装業者が勝手に補修する事は出来ません。管理会社が行うきまりな
んですが、これが連絡しても対応の遅いこと遅いこと....。

妻：「ねえ〜貴方は被害に遭ったことがあるから」（嬉しそう）
私：「あの時はホントに参ったよ」
ーー夜中に…熟睡中。

突然ベッドが水浸し！！ネボケマナコで、初めは使っていたウオーターベッド
が破裂！したのかと思った。ところが電気をつけてみると..天井から土砂降り
の雨状態！！？？ここは６階建ての４階部分だぞー！！？？なんで？？　
管理会社を呼び出し処置させたが、天井にビニールシートを貼り付けるだけ。

ウオーターベッドが本当のウオーターベッドになり、一晩中雨音。

原因は上の階の窓枠シリコンの劣化。漏水した雨水は少しずつ上の階の床下に
溜まっていき....最も弱い個所＝我家の天井の私のベッドの真上！）が壊れて
ドオーーーッ！

でも後日、天井裏を覗いてゾーッとしましたね。廃材置場？状態。バケツ１０
杯分のレンガ・コンクリ片・廃材が出てきました。廃棄費用をケチッた結果。
┏━┓
┃電┃気泥棒って日本にもあったかな？
┗━┛
友人の話。入居前、隣室が内装工事をしていたのでコンセント類をチェック。

友：「どうも俺の電気料金が一般料金の２倍近いと思っていたんだ」
私：「原因はわかったの？」
友：「ああ。信じらんないぜ〜。電気だけじゃなくＣＡＴＶの映りもおかしく
　　なったから点検したら..ボックスが隣室に貫通しているんだ。
　　そしてコードが隣室に引かれ、泥棒されていたんだぜ〜」

ーーその他、室外電気メーターにも注意。
内装業者がメーター・ブレーカーから電源を拝借している事があります。
これは我家が被害に遭いました。原因は工事中の電気料金を他に押し付けたい
から…。立派な犯罪なんですが罪の意識がなく、困ったもんです。
┏━┓
┃上┃海人が、会社を休んでまで自分で現場監督する訳は？
┗━┛
『小さくても信頼される仕事をしていれば大きくなる』←日本的考え方。
『ひとつの工事で出来る限りの最大限の利潤追求！』　←中国的考え方。
すなわち、どんな資材を使われるか解ったものじゃない！

ーー新品の偽物も恐いけれど…
取壊し物件の現場で、一生懸命古レンガや古釘を拾う者をよく見かけますが、
こうした廃材を新築に使用される場合があります。曲がった古釘はハンマーで
伸ばし、表面にさび止め塗装すれば分からない。ネジ..頭が＋と−がごちゃ混
ぜで付けられている場合も…。

ーー塗料の場合は…
某日系オフィスにてリフォーム依頼がありました。
客：「塗料はどこのを使用しますか？」
私：「○○ペイントを予定していますが…」
客：「○○は人体に影響あるんじゃないですか？」
私：「はっ？　○○は日系企業品ですよ」
客：「いや〜以前の内装で従業員がカブレてしまいましてね…」
私：「それは偽物でしょう。良くあるケースは、○○の空き缶に偽物を詰めた
　　ものがありますよ」

これと似た事件では接着剤。
子供が次々に倒れ、後日、原因は接着剤であったことが判明。（恐い事です）

ーー友人が被害にあった悪徳業者…
内装会社を営む友人が。
友：「参っちゃったよ」
私：「どうしたの？」
友：「妻の実家で内装したんだけど、オレは忙しいから出来ないと言ったら町
　　の業者に依頼したんだ。そしたら途中までやっただけで前金持ってドロン
　　しやがった！
　　結局捕まえて裁判したんだが、金は全部使い込んじゃってて弁償できない
　　と…ソレから毎日、妻から恨み言を言われるんで参っちゃうよ〜」

内資会社は、殆ど資金がなくても設立可能。また、名義貸しも可能。名前を信
じて大手建築会社と思ったら、実は名義借りの実態の無い会社なんてことも。
外資企業の場合はシッカリ資本金を確認され、審査だってすこぶるウルサイの
に....ブツブツ。

とんでもなく安い見積価格に喜んで発注したら、仕事開始と同時に追加請求の
嵐！！？？・・信じられないような現実…。

ーー何回補修しても雨漏り、、室内壁の謎。
某日系企業で窓付近の壁の室内側が漏水でグシャグシャ状態。

客：「いや〜何回直してもダメなんですよ」
Ａ：「水分計で計測してみましょう」
外壁から水を掛ければ計測の必要なんて無し！即座にビシャビシャになる。

Ａ：「おかしいですね〜？窓枠のサッシを交換してみましょうか？」
ということでサッシを取り外してみると…、、
詰まっているはずの、外壁／内壁間の中身がなんにも無い！しかも間には廃材
が隠されていて表面だけをモルタルでカモフラージュ。
この手口は、さすがに誰も想像もつきませんでした。

ーー何回計算しても数字が合わない電卓、、資材市場にて。
店：「兄ちゃん暇だったら寄ってきなよ。面白いもの見せてやるよ」
そう言って取り出しましたるはメジャーと電卓。

私：「これのどこが面白いの？」
店：「これが正式なメジャー。比べてみな」
私：「あれ〜？１０cmで８mm短いよ！」
店：「そう！材料計り売りする時のゴマカシ用」
　　「さてお次は、この電卓で計算してみな」
私：「２×３…ウン？７.２。　３×３…１０.８？」
店：「もう一回計算してみな」
私：「２×３＝６、３×３＝９、正確じゃないか？」
店：「リモコンでコントロールできるのよ！」（自慢）

その他、重量計なんかもあるそうです。

ーー新築の壁は石膏塗装。
綺麗に仕上がった部屋を確認、満足して外に出たら…
私：「○○さんコートに白い物が着いてますよ」
○：「貴方にも付いていますよ」
私：「アレ〜？」

ハッ！と気が付き室内へ戻る。そして指で壁面をなぞれば例の白い粉....。
○：「これ何ですか？」
私：「石膏です。上海（中国）では一般的に使われていたんです」
○：「問題はないんでしょうか？」
私：「水分と亀裂に弱いですね」

その他、石膏が床面に使われている事もあり要注意。コンクリ仕上げ技術不足
のボロ隠しです。耐久性などあるはずが無いので、一ヶ月ほどで....。

ーー錆びるステンレスの謎。
中国のステンレスは錆びる。ステン(錆)＋レス(無し)でステンレスだろうとい
うけれど…どうやら中国では、錆ずらい＝ステンレスのようだ。

ーー中国的川砂と海砂の違い。
日本では、海砂は塩分が含まれていて建築資材としては？だが、中国の場合。

私：「おい、これ海砂じゃないか？塩分が多いぞ」
Ｂ：「いいえ、川砂です。保証書もあります」
私：「じゃあ〜なんで塩分が多いんだ」
Ｂ：「たぶん河川で運搬した後、港に放置しておいて海水を被ったんでは？」

おいおい、それじゃ〜川砂とはいえないぞ。砂のハテまで品質チェックをしな
ければならないとは…トホ、、。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　この編おわり　＝
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┃┃　アンケートコメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「ミカの赤い服さん」

う〜〜ん、開いた口が塞がらない、というより、頭を抱えて首をブルブル振り
たくなるようなお話ばかりでした。
半日半華人さん、お仕事本当に大変ですね。
わたしなんかじゃ、とても現地の方と付き合いきれないと思います。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

いえいえ…住めば都。
刺激(騙されないよう)の毎日はボケ防止、いつまでも若くいられます。
でも、白髪がドワ〜ッと増えました。（‥‥現在着色中）

はっきり申し上げて上海に来てから性格が悪くなったと自分でも思います。
昔は「騙すより騙される方がいい！」などとほざいていたのですが、、
現在は人(○○人)を見たら泥棒と思え....に変更。（‥‥悲しい）

└──────────
┌──────────「えぃじぃちゃんさん」

メジャーと電卓．．．大笑いしたやんか！(^◎^)
騙される方が悪いちゅうのが一般常識？！
買った数を自分で数え、合計も自分で検算．．．

ワテは変やな思たら、
「お前何考えとんねん！　こんなもんぜんぜんちゃうやんけ！
　わからんおもてゴマカシよったらいてこまっそーっ！　われっ！」

大阪弁で一気に捲くし立てて怒ったら　大抵、まともに成りまっせ．．．
品物の品質ばらつきは想像以上やねん！　自分で確認せなあかん！

野菜の皮むき器１個買うのに在庫品全部見たんやけど全部バラバラやった！
その見極めのくせが　今では１００円ショップへ行ったとき役に立ってる..。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

ご尤もなご意見です。しかし、時と場所を考えなければ…
タクシー運ちゃんが遠回りで料金稼ごうとしていた際のお話。

私：何やっていんだ！　遠回りだろうが…さっき同じ道を走ったじゃないか！
　（全て日本語）
タ：テプチー＝すみません。

私：スミマセンじゃないだろうが！

焦った運ちゃんは、どうゴマカソウか思案中…当然、運転は上の空。
赤信号で、横断歩道を歩行中の小姐を跳ねちゃった！
迫るタクシーに顔を引きつらせ動けない小姐、ド〜ン！
人を跳ねる瞬間を、生まれて初めて経験させて頂きました。
(その後２回あり。計３回経験)

そして事故後の私は…
全く知らない土地にひとり置き去りにされ、次なるタクシー待ち。（トホホ）

└──────────
┌──────────「Show519さん」

やっぱり！　上海で１年毎にマンションを引越し（夜逃げでは有りません、、
絶対に）して、いろいろなトラブルに遭遇した諸々と余りに合致してるので、
面白いやら悲しいやらです。　

偽物といえば、私も先日モトローラの最新式携帯電話を購入しに行くと「本物
がいいか？偽物がいいか？」
初め聞かれた時は、意味が判らなかったくらい。これ程まで偽物が「普通〜」
なのにはビックリしました。　

それでは、これからも身に迫る生々しい記事を期待しております。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

ありがとうございます。
ひと言ご忠告を…

上海人は携帯電話等の高級品は路面店(個人店)では購入しません。
何故か？
偽物クレームに訪ねてみれば、既に閉店されている場合が多いから。
最近の傑作偽物はゴルフクラブ。
--　残念ながら上海マート数店舗は手入れで現在閉鎖。

正規代理店を名乗っていた店舗も閉鎖されるとは、、これ如何に？
私はキャディーバック高いお金出して買ったのに、、大丈夫かな？（心配）

└──────────
┌──────────「不良中年探偵団さん」

いつも楽しく拝見させてもらっています。いやはや、中国から早々と撤退した
企業の撤退理由がよく理解できる「実態」がよくわかる記事ですよ。「経済活
動」では、まだまだ「なんでもあり」の中で中国に「出ていく」日本企業の勇
気は如何に？が問われるでしょう。
これからも「現場」でなければ解からない記事を頑張ってお願いします。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

お任せ下さい、頑張ります！ネタには困りませんから…（少し寂しい）

先だっても日系企業様に同行し、ご契約の標準工場を見に行きました。
すると…
私：アレ〜床のメジ(コンクリート収縮メジ)が消えている？
担：そんな事は、、、？アレ〜ない！？
ーー最終仕上で、せっかく造作したメジを埋めてしまったバカ業者。

そして…
気を利かせたつもり？頼んでもないのに取り付けたと自慢する電動式開閉窓。

私：これ図面と違うけども…
担：(エッヘン！)サービスさせて頂きました。

私：ふ〜ん？　でも全部取替だな〜。
担：なっ、なんでですか！

私：取付方向が逆だよ。
担：そんなバカな〜？　ア、アリャリャ〜！

日系企業様の内装工事はこうして遅れることになりました。
同行した日系企業様は困惑…でもこれが中国ですと説明してまあ..納得？
(中国での)計画は、何事も余分な日数を考慮して立てましょう。

└──────────
┌──────────「山本一郎さん」

劣等民族チャンコロを抹殺しよう！

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

いやいや…私のように、国際結婚。周囲はドンドン半日化。
血は流すよりも混ぜたほうがいいですよ〜！

└──────────
┌──────────「浮雲さん」

以前、台湾地震の時、マンション崩壊後のテレビ映像を見ましたが、柱、壁に
ドラム缶、タイヤ、木々が詰め込まれていたので愕然とした事を、寄稿を読み
ながら思い出しました。日本でもアルカリ骨材等の問題もありましたがね。

上海でもこの様な事は、今では無いのでしょう？
特に高層ビルにおいては？。まさか？無いですよね・・(*_*)

それにしても、半華人さんのベッド周りはよく事件起こりますね。
これ以上、上海を熱くしないで〜・・(^○^)

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

そうですね…
問題は隠蔽工事の際に責任者が必ず立ち会わないとやはり恐いと思います。
ＣＭ業務で一番辛く重要な事項です。

デジタルカメラ普及は、弊社にとって幸いでした。
各担当者に持たせて、事ある毎にパチリパチリ。証拠物件です。

高層マンションですが…建物毎に品質差はございます。
大体モデルルームで想像がつきますが、私の場合には…
建設中でも現地訪問して自ら確認しています。

--　全く指定資材が違いますよ。
レンガＲＣと、かたや日本並軽量コンクリート板では…

└──────────
┌──────────「東京の老上海さん」

１０年前、蘇州での事。

合弁して、４階建ての新社屋を建てた。細かい所を除けば、本当に綺麗であっ
た。しかし１年後位から、外壁の内側白壁は、暗雲模様が。基礎工事の時も、
各柱の鉄筋は数本ずつ。溶接も、なにやら火薬様の物を巻き付け火を付ける、
すごく進んだ技術か？
しかし、くすんでも未だに健在、建材はあれで良かったのだ？。それ以来私も
かなり中国的頭に。

仕事でも、「こんなモンですよ」というと日本人は怒った。
日本の皆さん、中国を相手にする時はもっと中国を理解しましょう。
？できますかな？

今回の記事はやはり専門家、勉強になりました。
私の部屋も今度内装をお願いしたいです。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

オオ…ここにも半華人が！

弊社の設立理由は、あまりにも悲惨な工場床面を見て驚き、床塗装補修専門と
して設立。塗装だから簡単？
いやいや、建築構造からトラブル発生が多く、弊社担当責任者は日系ゼネコン
出身者。床補修をしているうちに、お客様要望で防水補修や内装補修…そして
建築までに至った次第です。

上海に居て何が悲しいか。
日本サイドには「そんな馬鹿な」と理解して頂けない事が多く、日本常識のみ
で判断される事。弊社社員の洗脳に私も１年以上かかりました。

１０年前の蘇州ですか…ご苦労が覗えます。
資材も現在は外資企業が増え品質向上致しましたが、
当時はそれはそれは想像を絶する部分が…ご立派です。

└──────────
┌──────────「スージーさん」

いつも面白いです。

当方、現在中国情報系新聞(日本語です)の記者をやってますが、前職はビルの
窓拭きでした。高層ビルが大好きでして、最近は中国も高層ビルが増えてきた
なと、中国の都会では上ばかり見ています。

ところで、中国にもビルの窓拭き業務はあるのでしょうか？
高層ビルには、外壁や窓の清掃用のゴンドラは設置されているのでしょうか？
もしご存知でしたらご教授ください。

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

最新式オフィスビル等には清掃用のゴンドラはございますが‥‥そうでない
大多数のビルでは、なんとロープ＋腰掛け様板切れ一枚！で清掃しています。
(３６階建て高層マンションでも）
これで事故はないんでしょうか？　ありますもちろん。

余り公になりませんけれど…それでもニュース性が大きい場合にはＴＶ報道。
昨年でしたでしょうか、清掃員の落下転落死亡事故がニュースになりました。
--　死亡現場が結婚記念撮影店のまん前だったため…

本当はもっと多いと思いますが、危険な仕事は外地人という場合が殆どなので
死亡事故になってもニュース性がなく取上げてもくれません。
強風時も揺れるブランコで作業する清掃員、保険なんか入ってるハズもなし。
スージーさん、間違っても此方では(窓拭きは)しないでネ。

└──────────
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┃┃　お便りで頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「hazukiさん」

あきれるの通り越して大笑いしてしまいました。
本当によく考えるものだなと。

私は今台湾に住んでいて、来た当初など、台湾も中国もそう変わらないと思っ
ていたのですが…かなり違うようで、上には上がいるものだなあ（と言っては
失礼？！）と感心してしまいました。

でも、台湾の建築物も結構アバウトなんです。脇から見ると壁が波打ってる！
ま、わずかなので家具を置いて隙間ができるというほどのことでもないんです
が、気になりだすと…そのさりげないアンフラットが気になるんです。

そして、部屋の隅とか壁の中央とか変なところに出っ張りやへこみがあって、
家具配置にもすごく苦労させられます。へこみはミニ収納場所にするとしても
出っ張りは邪魔以外の何物でもない！部屋って四角なのが普通じゃないの？？

それから“ベランダ部屋”・・・こっちでも当たり前です。
一番すごかったのは、友達の家。

１．ベランダにガス湯沸し器があるのに
２．それを扉付ベニヤで仕切って後ろのスペースを子供部屋にしていた！！
３．床いっぱいにベッド変わりのスプリングを置き、
４．ベニヤと向かい合わせの壁に、机代わりの棚を作り（ベッドが椅子ってい
　　うか、座布団？）
５．その上に作った棚にはテレビがあり！
６．窓の一部にはクーラーもついていた！！・・・どうやってつけたんだ？？

子供は自分の部屋が持てたと喜んでるけど…危ないよお…。

ちなみに、部屋にするほど広くないベランダは、ステンレスなどで１メートル
ほども外に飛び出させて囲います。（いいのかよ！）そうするとそこがいい物
干し場に変身し、
そのステンレスを、なんて言うんでしょう？ビニール製のトタン（名前がわか
りません）を針金で結びつければ立派な物置！！

物置にしてる皆さんは誰もが「明日、いや今日にも絶対落ちる！！」っていう
ほど物を置いてますけど…落ちてませんねえ。
すごいことです。

そして、実際今の私のウチで起こったのが、配水管のトラブル。お風呂の水が
詰まっちゃって、おかしいなと思ってるうちに…ユニットバスの内側から水が
あふれてきた！それも緑黒い…。

いやん、おうちの中がホラー映画。冗談じゃないよ！

大家さんに言ったら、そこを修理するには新しくつけたユニットバスを壊して
外さなきゃいけないから、料金は折半と言われた。ふざけるな！引っ越してき
て一週間だぞ。(だったら出てく！と言ったら引いてくれた。意外にあっさり)

開けてみたら、お風呂の配水管の全部が洗濯機なんかで使うビニールのホース
だった！？　おいおいおい。よく聞いてみたら友達に手先の器用な人がいるか
らと素人さんにお風呂の内装お願いしたんだそうだ。そんなのありかい？？

でも、一番怖いのは原子力廃棄物での建築物です。日本でも聞かれますが、こ
ちらは気にしないだけで結構あると聞いています。住むのはもちろんのこと、
近くを通るのだって怖いですから。上海ではそういう噂はないのですか？

…調子に乗って長くなってしまいました。

半日半華人さんをはじめ、皆さんの記事、いつも楽しく拝見させてもらってま
す。これからも楽しい中国情報たくさん載せてくださいね♪

└──────────
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

台湾でもそうですか？
ベランダを部屋に改造するのは、この際黙認しても。（上海の場合ベランダと
して物件購入契約すると安くなる為、購入後改造する人が多いと聞きます）
湯沸し器のある所を子供部屋にするのは危険だと思いますよ。
我が家は愛犬のトイレ＆バス室に改造しましたけれど…

以前の賃貸物件はシッカリと窓枠を取り外し、室内面積を大きく誤魔化したも
のでした。契約後、戸棚の裏に見慣れぬパイプが一本。？？
さして気にせずおりましたが....雨が降れば室内に大音響！？…そう、排水管
だったのです。

我が家の内装工事では妻を現場監督にしてシッカリ確認。
しかし…不幸は突然やって来る！

上の階からの雨漏り。原因はhazukiさん同様に安く仕上た上の階のお風呂。
浴槽設置の際に防水加工しておらず、いい加減に接続した配水管から漏水…
きっとhazukiさんの下の階の住人も被害に合われている事でしょう。

廃棄物ですが、経験ございます。(まさか原子力ではないと思いますが)
某日系企業様ご依頼で床面補修塗装を行いました。
しかし、何故か塗装面が剥れるトラブル。おかしいな？
気泡を突っ突くと中から得体の知れない液体が…

持帰って正体を探ってみればなんと強アルカリ液！（ペーハー１２度ですよ、
自然界ではあり得ない）
下地のコンクリートを溶かし塗装面まで上がって来ておりました。

けれどもう施工費を受け取っている建築屋さんは知らぬ存ぜぬの一点張り。
工場も稼動中ゆえ床を掘る事も出来ず、どうすることも出来ない物件でした。

また、工場用地視察に同行した時…
案内された用地に近付くと、埋立てられた地面に人間の足が２本ニョッキリ！
よくよく見ればマネキンと判明しましたが、何が埋められているか解らぬ開発
用地。恐いですね〜

└──────────
┌──────────「hazukiさん」　2003/11/19

この週末新しいマンションを見に行って来ました。

色々条件を言ってそれに見合う部屋を見せてもらったのですが、全く空の部屋
もショウルームでも、窓側の床が一段上になってるんです。
幅にして１．５メートルぐらい。

ショウルームをみてる時はそういう設計なのかと思ってました。
だってそこがちょうど爺用の囲碁スペースだったり、居間の隣の小さな子供用
遊びスペースだったりしたのですから。
でも、空の部屋を見せてもらっても一緒。

不思議に思って尋ねたら、「ああ、そこはベランダ部分だから」
！！！
ベランダで承認を取ってから、室内に変えたから段差はどうしようもないとい
うことでした。
お姉さんはその分どれだけお得かを自慢げに話てましたがもうビックリです！

ベランダを、自分で部屋に改造してしまう家はもう日常ですが、ここまでやる
とは…！です。
ちなみにそれではパパの喫煙スペースが無いんですね。
ということでマイホーム購入は先延ばしになりました。

中国ではもうこんなのは当たり前のことですか〜？

└──────────「hazukiさんのメルマガ・既婚者のための恋愛術」
 ▼
┌──────────「半日半華人さんから」

ベランダを室内へ変更。
これ上海では一般的らしいです。

お姉さま仰るように、ご購入時室内として登記すれば…
税金対象にもなり割高に。
そこでベランダのまま購入して室内へ変更する家庭が多いのが事実。

勿論、違法建築ですが「赤信号、皆で渡れば恐くない」何時の間にか常識化。

さて、室内へ変更した際の問題点は？

雨天時、ベランダ設計ゆえ無論排水パイプが片隅に取り付けられている。
ーー従って大雨等では排水音が煩くて煩くて…。

もう１つ。

上階住人がそのままベランダ使用の場合、ベランダで植物育成。
中国建築、雨漏り多し…然もここはベランダだから…
ーー知らず知らず湿気が多いお部屋に。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励、ご意見などをお待ちしています。