有料並(?)中国不動産情報
☆ 小さな反乱≡道路遮断鉄柵引き倒しの顛末≡ ――― 2001/10/19
                         by 老玩童 OJIN

ーーー我が家は、大きな交差点の近くにあります。
この交差点は、交差する道路の改良などによってかなり変則的な形になってし
まい、信号も設置できずかなり危ない交差点になっていました。

当然そのまま放っておかれるわけもなく、交差点を中心にして大幅な路線変更
工事が行われました。出来上がってみると、当たり前にチャント信号もついて
見晴らしもきく安全な交差点に生まれ変わりました。
ヨカッタヨカッタ。(^O^) ーーーところが、、

この交差点は、十字路ではなく、路地というにはもう少し広い道も分岐してい
て、変則的な五差路になっています。
ーーー新しい交差点が完成して半月ぐらい経過したころ、この路地というには
もう少し広い道を少し入ったあたりで、道路を横切って所々に穴を開け、鉄板
が埋め込まれてコンクリートで固定されました。

これはなんだろう?。。。みんなが不思議そうな顔で眺めてゆきます。
ーーーところが、、

それから二日ほど後に、その場所を通りかかってみると、、、件の埋められた
鉄板に、高さ1メートルぐらいの“U”の字を逆さにしたような鉄柵が溶接さ
れて道路を遮断してしまっているではありませんか?!
ーーーこの遮断形状を言葉で説明するのはチョット難しいのですが....、

道路を横断して50センチ程の 幅で二列の"U"の字を逆にした ような鉄柵が50センチぐらい の間隔を空けて並び、1列目と 2列目の柵は半分ずつずらされ て並べられている。 この写真がそうです。 いったい何を目的としてこんな 事をしたのか?? ーー人間だけは通ってもいいけれど、車・オートバイ・自転車はダメ! ‥‥という意味なんだそうです。 たしかに、半分ずつずらして設置された二列の鉄柵の間を通ることが出来るの は人間だけ、それもチョット太目の人は身体を擦ってしまうぐらいの間隔しか 開いていません。 ではいったい誰がこんな事をしたのか? いわずと知れた公安局、即ち警察です。 どうして? 最初に、変則的な五差路と説明いたしましたが、新しい交差点になってから、 この道の路口だけは制御する信号がない?!----取り付けられなかった---- 従って、出入りする車やオートバイがあると危ないので交通止めにする!? ーーーという理由からなんだそうです。 何故なのかは分りませんが無理矢理コジツケた理由。。のような気がします。 ーーーでは、この道の奥の人たちはどうしたらいいのか? 公安局の言い分は、−図を描けると簡単なんですが−むこうに新しい道が出来 たんだからそちらを使え、です。たしかに、その新しい道は造られていて、あ ります。けれど、チョット不便なのと、その道の路口にしたところでヤッパリ 信号なんかはありません。 で、住民は猛反発。。集団で公安局に押しかけたり、現場へ呼び出し(!)した りして撤去するよう掛け合っていましたが、公安局のほうも今更の面子なのか 意地になったのか、ガンとして撤去いたしません。 ーーそんなゴタゴタがしばらく続いておりました。 ある日の夕方、 自然発生的なのか計画的なのか、仔細は分りませんが、−多分近所の住民と、 そこそこ以上の数のヤジ馬−が、現場に集合したそうです。ーーーどこからか 取り出だされましたる、かなり太い目のロープが一本、、そして、、 見ていたわけではありませんが、その、紛争の元凶となっている鉄柵の一つに ロープをかけ、運動会の綱引きよろしくみんなでソーレッ! 見た感じでは相当頑丈そうに見えたのですが、仄聞するところによれば、それ こそ一声一引きで吹っ飛んでしまったそうです。ーーそんな感じで二個三個、 四個目が外れたあたりで、遠くかすかに聞こえるパトカーサイレンの咆哮。。 群集はたちまち変じる通行人、クモの子を散らすように四方八方。。 パトカーが到着した時、現場にはそれらしき人間は誰もいなくなっていたそう です。(本当にまったく関係のない通行人は通っていましたが‥‥) これじゃいくら警察でも為す術なし。。 そんなことがあって、まだ車は無理でしたが自転車やオートバイは通行できる ようになりました。 あとで、そんなに簡単に外れるものだろうか?と仔細に観察してみますと。。 路面に埋め込んでコンクリートで固めた鉄板に、上の鉄柵を溶接してあったわ けですが、溶接跡を見れば周りをちゃんとやってはありました。ーーーしかし 綱をかけて相当の人数で90度に引けば、鉄柵が頑丈なだけに溶接部分がひと たまりもなく外れてしまったようでした。 どうせ公安局がすぐに修理して元の木阿弥だろうと思っていました――――。 ところがそんな様子はまったくありません。自転車やオートバイまでは以前の ように通行出来るようになりました。ーーーさて、これで終わったか。 ーーー終わりませんでした。 ある朝、普通の乗用車がスーッと通り抜けて行くのを目撃しました!? ナニッ?! 急いで近くまで寄って見ると、、、それまで四個の鉄柵が外されていたのです が、いつの間にかもう一個、五個目が外されて道の端に転がっているではあり ませんか。その一個がないと乗用車でも楽々と通り抜けられる幅になります。 ーーー公安の出方を覗っていて大丈夫そうなので、前の日の夜にまた自然発生 的(?)をやったようです、、。 中国では昔から、時の権力者に勢いがあるときはナリを潜めている従順な民衆 が、一旦その権力が凋落傾向になると、大挙して反抗し権力を覆す歴史を繰り 返してきていますが、この件の顛末の中にも、そんな事例の小さな小さな萌芽 を垣間見させられたような気がいたしました――――。 普段はネコのように無邪気に可愛らしくおとなしく振舞っている人々ですが、 それはただ、休火山--或は死火山--の「フリ」をしているだけじゃないのか? ----なお仄聞したところでは、この自然発生的破壊活動の中核をなしていたの は“オバタリアン”勢力だったとのことでしたーーー。 ‥‥‥警察でも軍隊でも“オバタリアン”に敵わないのは何処も同じ‥‥‥                         = この話おわり = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励、ご意見などをお待ちしています。
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