☆ 金型屋の李くん ―――――――――――――――― 2003/10/26
by HAJIMEさん
ニイハオ!!
―――― 20日(星一)に金型屋の李くんがやってきた。
李くんは元々南海市の大規模な台湾系の靴関係の金型工場で営業マネージャー
をやっていたが、最近独立して自分で工場を起こしたのだ。独立してから何度
か、「何かご用向きございませんか?」と電話やら訪問営業やらで訪ねてきて
いたが、なにしろ忙しいので、悪いけど大変そっけなく追い返していた。
この日はしかし、仕事が薄くなっていたのでチョット話してみようか、ぐらい
の気持ちで向き合ってみた――――。
H「君の工場って、友達なんかと何人かで起こした合資なんだっけ?」
李「違いますよ、僕一人で起こした工場です」
H「ああそうだったの。てっきり以前の会社の仲間と一緒に起こしたパターン
だと思ってたよ」
李「僕が社長です。今、従業員数40人です」
李君は、以前会社に勤めていた頃もずいぶん痩せていたが、辞めて独立した頃
から、来るたびに痩せてやつれてきた。この日の様子は、もう半病人というか
死神背負ってるというか・・・・
聞けば、中山市にいいお客がいて、そこの急ぎの金型の仕事がタテコンデいて
ここのところ毎日、中山と東莞を朝早くから深夜まで往復しているという。
H「それは大変だ。そんな毎日徹夜に近い生活では身体がまいってしまうだろ
うに」
李「仕方ありません。この中山のお客の金型は、いつもわりと値段が高いし、
数量も多いのです。上客ですから逃がすわけにはいきませんよ。40人の
従業員の給料を払わないといけませんからね。40人の給料が毎月計6万
元です。工場の家賃が3500元。疲れても無理をしないといけません」
ーーー6万元。
一番高い技術者が3500元。入ったばっかりの弟子が600元だそうだ。金
型の技術者って、もっと高い給料もらってるのかと思ってたけど、3500元
なのか。
家賃の3500元は工場と宿舎全部、というか、広東省スタイルの例の3〜4
階建てのアパートを丸ごと借りて、下が工場、2階が事務所、その上が宿舎と
いうタイプ。へえ、あの手のアパートって丸ごとでたった3500元なのか。
ーーーそんな安かったんだ。
H「李君一人で、ホントに一人で起業したの??そんなお金どうやって都合し
たの?」
李「僕がいままで働いて貯めたお金ですよ、30万元。僕は開発区で10年働
いてますから。10年かかって貯めたお金です」
H「ひえ〜〜〜、30万元!!?ウソ、そんな大金、10年ったって出稼ぎの
給料で貯まるもんじゃないでしょう?(だって私が日本人給料で5年働い
てるけどそんなに貯まってないんだよ!!トホホホ、VCD買い過ぎ)」
李「そりゃあまあ若い頃の給料は安かったから、いきなりそんなに貯まりませ
んが、10年で30万元、1年3万元、1ヶ月3000元ですよ。不可能
な数字じゃないでしょう。僕は以前の金型工場で営業マネージャしてたと
きは1ヶ月2万元の給料でしたからね」
H「へえ、君、こないだの会社で月給2万元も取ってたの?(私もそんなにも
らったことないよ..今までの人生で)じゃあ聞くけど、それだけの高給を
取ってたのに、どうしてそこでずっと安全に勤め続けようとは思わないの
?
だっていま言った意味は、君が10年働いてきた全財産を全てこの会社を
興すのに使っちゃったって意味でしょ?もしも、もし工場が失敗したら、
君の10年の血と汗が一発で水の泡でなんにもなくなっちゃうんだよ。そ
れなのになぜやっぱり工場を興したの?」
李「それは・・・やっぱり男だからそういう挑戦しなくちゃだめでしょう」
??そういうもんなのか??この連載を読んでいる全男性読者に聞こう、そう
いうもんなのか?そしてこの連載を読んでいる全女性読者に聞こう、もし自分
の彼氏もしくは旦那が、貯金通帳持ってこんなこと言ったら、あなたは彼に従
うか??止めるか??
H「そうだ、以前李君に年齢を聞いたら32歳ぐらいだとかいったね。でも、
中国の人ってすぐ実年齢より多く言うから、ほんとは何歳なの?32歳?
31歳?」
李「30歳」
H「またそれだ。何年生まれなんだよ?具体的に、具体的に!」
李「1974年。だから30歳」
それは29歳っていうんだろーが〜〜〜!!!
皆さん、なんで中国の人って、女の子も男の子もわざわざ歳を多く申告するの
でしょうね?いえ、逆に言ったら、なぜ日本人は若く若く言うのか?そして、
若く若く見られたがるのか??この辺の比較分析が、意外と日本と中国の今の
勢いの違いの秘密を解き明かす鍵になるのでは??
H「いやぁあ〜〜〜、29歳で40人の工場の社長だぁ〜〜!!また若社長だ
あ〜。ネタじゃ〜ネタじゃ〜♪」
李「そうです。僕まだ29歳ですから、もしここで失敗して30万元がバブル
と消えても、まだ全然やり直しがきくでしょう。だからこそ今、リスクを
覚悟で乗り出すのです。
それに、僕はもう10年の経験と実績がありますから、もし事業に失敗し
て、またどこかの会社に入っても、給料はかなり高いですから再度30万
元貯めるのにもう10年はかからないでしょう。5年、4年でもいいかも
しれない。そのとき僕まだ35歳になっていません。まだ無理のきく歳で
す。そうでしょう?だから僕、失敗は恐れません」
H「でもね、10年かかって貯めたっていうけど、じゃあ君、働き始めたとき
からもうそういう目標があって貯金してたってワケ?」
李「そうですよ。僕は17歳で田舎から出てきたときにもう、10年後に社長
をやるぞって決心してました。その頃から節約して懸命に貯金してたんで
す。そりゃあ最初は僅かな金額でしたけどね」
H「17歳でもうそんな目標がしっかりと、明確に、おったってたのか!!」
李「そうです。17歳の時にもう決心していました」
H「・・・17歳で出てきたというと、失礼だが君は学校は?」
李「僕は中学しか出てません。だから英語が分からないのがたいへん悔しいで
す。以前ある会社で働いていた時、靴に関する技術も知識も100%僕が
最高だったのに、英語が分からないばっかりにナイキの工場のパタンナー
に採用されなかった、ということがありました。もし採用されていたら、
すごい高給がとれたのですが」
H「あのね、どうしてそんなにまで苦労して、危険をおかしてまで社長になっ
たの?どうして高給取りの社員じゃあダメなの?」
李「・・・故郷で有名になりたいから。いえね、別に中国全土に知れ渡りたい
とかでなく、また、省の名士になりたいとも言いません。ただ、僕の故郷
の村に行ったら、全員が全員、僕の名前を知っている、ぐらいにはなりた
いんです。
そして故郷に貢献したいんです。具体的にいうと、学校を修理して立派に
したり、新しい学校を建てたい。僕の故郷は貧しいので、子供達が教育を
受ける環境をもっと整えて、教育レベルを上げたいのです」
H「教育レベルをあげる?君の故郷ってどこなの?」
李「四川省」
H「ああ、四川は中国の中でも貧しい地域なんだよね。でも、なんぼなんでも
小学校にはみんな行くでしょう?」
李「・・・かなりの子供達が学校にはほとんど行かない」
H「行かないでなにやってんの?」
李「放牧。牛を追ったり羊を追ったりです。」
・・・・放牧。・・いったいモノの例えで言ったのかホントの話なのか?
17歳の子供が、ひとりで遠く故郷を離れて広東省の開発区に出稼ぎに来た。
17歳にして既にお金を貯めて社長になって、故郷に錦を飾る、という確固と
した目標があった。
ーーーそして10年後、彼はそれをそのとおりに実現しようとしている。
私は考えた。今日本の17歳の若者に、いきなり「あなたの人生の目標は?」
と訊ねて、果たして1万人のうち何人ぐらいが咄嗟に明確に回答できるだろう
か、と。
それより情けないのは、36歳にして未だ人生の目標どころか、明日の行方も
定まらぬこの身のていたらくよ・・・・
―― 李君の工場はいま、開業して4ヶ月目だそうだ。
一回、お金がまわらなくて倒産しかけた時があったが、故郷の親戚から5万元
を借りてなんとか乗り切って、今に至る。それにしても、みるみるヤツレてい
くその様子に、どうしても身体の心配をせずにはおられない。
車はもちろんまだないから、バスやバイタクで営業回りをするのだそうだが、
みなさん、中国の「市」って日本の「県」ぐらい広いんです。毎日バスで隣の
隣の県と往復してる暮らしを想像してみてください。
それに金型の仕事って、日本でもそうですが徹夜、よっぴきの連続なんです。
そうしないとお客の要望に応えられない。私は普段金型屋に無理無茶いう立場
だから分かるけど、普通1週間ぐらいかかる金型、どうやるのか分からないけ
どすごい無茶やって3日で上げてくることなんてザラです。
きっと、人権マイナス50000ぐらいのことが行われているんだろうけど、
ーーー怖くて詳しくは聞かない。
李君はいま、外国の貿易会社の仕事をとりたいのだが、どの会社も英語の通訳
がないと仕事がとりにくい、だから来月になったら時間を作って英語を習いに
行こうかと思う、などと言う。そんな忙しくて、もう死相が出ているのにさら
に自ら英語を習うなんて。英語のできる人間なんて、中国にオキアミ並にいっ
ぱいいるんだからそういう人を雇いなさい、とゴンちゃんと2人で説教した。
―― 帰り際になって、
「実は帰りのバス代が足りない、50元貸してください」と言われ、100元
貸した。なんだか律儀に借用書まで書いて残していった。――――仕事で必要
だからデジカメが欲しい、次回日本へ帰ったら買ってきてくれるかとか、来年
になったらマンションと、社用の車を買うつもりです、それが当面の僕の社長
個人としての僕へのご褒美です。
なんてえらい大きな金額を気軽く口にしていたが、バス代が足りない..なにか
若者社長らしい爽やかさであります。100元は返さなくてもいいから、将来
会社がデッカクなったら、私を掃除のおばちゃんかなんかで雇っておくれ、と
言ってみようか....。
―――― 実は前回の美人社長のインタビューのその日、彼女に会いに行く前
に、ある台湾系の靴工場をY氏と見学に行ったのでした。
ラスト屋の程君から「とってもいい工場だから」と紹介されたのだ。
その「とってもいい工場」。突然行った我々のような得体の知れない客に、総
経理が自ら、大変な下にも置かない扱いでのお迎え。
この会社は、台湾系のある大きなグループ会社のひとつで、グループ内の貿易
会社は、本来はメンズを主体にしていた。だからメンズの大きな工場が2つあ
る。そのオーダーにオマケのようについてくる少しのレディースのオーダーを
作る為に、3年前にこの小さい工場をオープンした。
ーーそうか、それでこんな小さい工場なのに妙に設備が揃ってて立派なのか。
しかし・・・みょうに不景気な雰囲気。ラインに行ってみれば、一本だけ稼動
してて、あとは全部休眠してるし、その一本もなんかへんな安そうなおばさん
靴しか作ってない――――。
さっき応接間で、台湾人の総経理があれやこれやと見せてくれた華やかなピン
ヒールやおしゃれなサンダルや、華麗なロングブーツはいったいなんだったん
だ?ミシン場も、何十台もカバーかぶって長らく使ってない様子――――。
帰りの車で(その工場の車)台湾人営業生産マネージャーの王経理が話してくれ
ました。
この工場は、当初はグループ本社のオーダーが結構あって調子が良かった。
しかし、台湾系工場の常で単価が高い為、次第にオーダーが入らなくなった。
なぜ台湾系の工場の単価が高いかといえば、まず人件費。つまり台湾人管理者
のサラリーが高いということが挙げられる。
それでもこの工場、今年に入るまでは、「台湾系の工場は確かに単価は高い、
しかし管理と技術レベルが高いのだから、この単価は妥当である」という主義
を曲げずに通してきた。
しかし今年に入って、もうこれではイカンと今までのマネジャーはクビになり
グループ本社からゴーン社長みたいな生え抜きの総経理が派遣されてきた。そ
して、単価を他の中国系工場レベルに落としてもオーダーを取ってゆく方針に
大転換して建て直しの真っ最中なのだそうな。
―― 王経理のお話をかいつまんで:
以前は、「台湾系の工場は品質に保証があり、納期も確実に守る」という優越
ポイントがあったから、単価が高くてもオーダーが来た。しかし、ここ何年か
の間に中国系工場のレベルが上がってきた。また、新しい中国系工場もドンド
ン増えてきて競争が激しくなったので、貿易会社の選択肢が増えた。
例えば、台湾系工場で8ドルで作っている靴があるとして、お客がヨソの中国
系工場で、6ドルでそれと殆ど変わらないレベルのものが作れると分かったら
そして、その工場の品質、納期管理ともソコソコのレベルだとしたら、当然、
そっちにいきますよね。
また最近は、アメリカやヨーロッパやロシアなど外国の貿易会社が、出張形式
でなく、この開発区にオフィスや支社を開いて、ここに根を据えて全くのゼロ
から開発して生産まで持ってゆくという形式にドンドン移行しています。
そうすると、開発の速度、日数に対する要求がどんどんタイトになってくる。
ファーストサンプルから量産の出荷まで25日なんてまでのが出てくる。そう
いう無茶な日程に対応するとなると、中国系のほうが有利なんですね。
コストの面については、これはもう言うまでもありません。中国系の工場は、
設備も、宿舎も、ヒドイところはもうボロボロの最低限のものです。でも彼ら
はそれでも平気なんですから。
ところが台湾系工場は、大抵が本国から大掛かりな投資を行って建てたもので
すから、減価償却という問題があります。また、ワーカーはもちろん管理者の
サラリーも大きく差があります。
我々の工場はいま、総経理のもとに建て直しをはかり、中国系工場との競争に
打ち勝っていかに生き残ってゆくか、という崖っぷちにたたされていますが、
これからの5年、いや、3年が開発区の、いや、中国全土の靴業界の大淘汰の
時期だと思います。
いままでは台湾系の大規模ハイテク工場の天下でしたが、この3年のうちに、
合理化とコスト削減のできない台湾系工場と、品質管理、納期管理レベルを上
げられない中国工場の、どちらも潰れるでしょう。
・・・・他人事のように聞いていてはいけないと思う。これと全く同じとこと
を李君も言っていた。彼の言わんとする最も重要なポイントは
「今まで台湾工場で働いていた中国人が独立して起こした工場が、単価は抑え
たまま品質、管理レベルは台湾系並になってきている。だからみんなそういう
ところにオーダーするようになる」ということであった。
ーーー台湾人だけのことのように聞いてていいのかな・・・・
―――― 中国人は日本人と違ってみんな野望があって燃えてて、ハングリー
で、上昇志向があって、ーーーなどと乱暴なことは言わない。
李君みたいな若者にぶつかって、ガーン!!とインスパイアされクラクラッと
かしつつ、ウチの工場の現場に行ってみよう。――――そこに働いている60
0元700元のワーカーさんは、ヤッパリただの600元のワーカーさんなの
である。そして大変申し訳ないが、彼らは自分と同じ人間とは思えない、と感
じさせられるときがしばしばある。
ーーーそのぐらいレベルが低い。ーーーかわいそうなほどピュアである。
私は中国が好きで、中国人も好き、開発区も好きで工場で働くのも好き。それ
でもやっぱり、あのワーカーさんたちは、やっぱり同じ人間なのかなあ、と首
をかしげることが多い。
虫のように、黙々と同じ事を毎日朝7時半から夜12時までやらされて、自分
の意思など全く反映されず、偉い人が「これは間に合わないから今日徹夜、で
きるまで寝ないで作る!」と言われれば、全然逆らうこともなく、文句も言う
こともなくそのままドロドロとやらされ続ける。
不良が出る。その不良のせいで生産が上がらないで残業になる。徹夜になる。
どの不良も、彼らの一人一人がほんのちょっと気をつければ防げる、直せる、
拡大しないで済むものばかりなのに、彼らはそれをしない。できないのではな
いと思う。ーーーしないのである。
そして、自分達が作り出した不良のせいで自分達が残業して、休みもなくやた
らに長時間働いている。長時間働くから無気力になって、技術の向上もできな
いし不良も改善できないし品質も向上しない。ーーーこの悪循環である。
日本の街工場のパートのおばちゃんだって、誰に命令されなくても、自分が早
く帰りたい、無駄な仕事したくないから、自分たちで自主的に不良改善をする
よなぁ....。
だから中国人が人種として日本人よりどうだ、とは私は言わない。
ーーー多分、確率+絶対的人口の差の問題だと思う。
李君みたいなハングリー向上心タイプの出る確率は、100歩譲って、日本も
中国もいっしょだとしよう。でも、人口が10倍だから、絶対数がどうしたっ
て多くなる。だから見た感じイッパイいるように見える、と。
工場の600元のワーカーさんたちと、日ごろ仕事の中で付き合っていていつ
も思うことは、ヤッパリ日本の若者はあまりに恵まれていて、そして、甘えて
いるということ。
ワーカーさんたちと話していると、よく日本人が言う「中国の人と触れ合って
いると、その素朴さに心が洗われる思いが・・・」なんてキレイキレイごとで
なく「そのあまりにも何も知らないのが、ただもうカワイソウになる」ーーー
素朴なんてのは、お友達関係なら感動してそれでオシマイだが、仕事で接触し
てみなさい。
「なんでこんな簡単なことがわかんねーんだろう??」
「このぐらいのことは言われなくても思いつかないか?」
「え?普通ここまで説明したらその後は自然に分かるもんだろうが?」
「一回失敗したら、いや、せめて二回おんなじ失敗したら、普通次から予想予
防行動ができるんじゃないの?」
「こないだ言っただろう、なんで憶えてないんだ?」
「こんな、誰が見ても分かる不良がなんで分からない?」
「こんな簡単な英語がなんで分かんない? RED、WHITEって英語か?日本なら
小学生でも知ってるよ??」
の連続なのである。ーーーきつい。ホントにしんどい。気の毒だが、結局基礎
教育をちゃんと受けていない脳ミソというのは、耕してない畑と一緒で、植え
ても植えても育たないで枯れてしまうのである。いままで紹介してきた中卒若
シャチョー!!なんかは、多分、何万人に一人の特別土壌がいい人なのでしょ
う。
だから、日本の若者よ!学校にいける環境にあったら一生懸命勉強しなさい!
あなたの両親に、あなたを学校にやる十分なお金があって、あなたが学校に行
く健康な身体をもっているのなら、それに感謝して毎日学校に行って、わき目
もふらずにお勉強しなさい。
ーーーあなたは、それがどれだけありがたいことか知らない。
もし分からないというのなら、開発区に来なさい。あなたたちと同じ10代の
若者が、学校にいけなかった若者が、ここで毎日遅くまで休まず働いている。
ーーー月給600元≒9000円)で、一日14時間働いているのだ。よほど
冴えた子以外はそのままズーッとワーカーのまんまだ。
私が日本を離れてから、日本ではどうも「引きこもり」なんてとんでもないも
んが流行ってるんだそうですね。しゃらくせい!!なにが引きこもりだ!!甘
えるんじゃねえ!!なにが不登校だ、笑わせるな!!
そんなに学校きらいだったら、開発区に来い!!ご飯付き宿舎付きで、しかも
600元も給料払って働かせてやるから。ここには、あなた方に代わって学校
へ行きたいってぇ若者がいくらでもいるんだ。入れ替えてやってもいいぞ。
学校に行って、お勉強して、日本の将来を背負って立つ立派な人になっておく
れ!!それができないというのなら、開発区に来て、せめてお国のために月6
00元稼ぎなさい!!
最後にもう一発。
中国に旅行に来るのなら、北京はやめて、上海のテレビ塔も見なくていい、蘇
州も無錫も貴州も桂林もやめとき!!絶対開発区!!深セン開発区!!工場と
ワーカーさんの寮と、カラオケと接待用のホテルしかないけど、観光名所より
絶対に面白い!!今、発展する中国の原動力を見に来てください!!
= この稿おわり =
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◇
┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
いつか当地の郊外に建ち並ぶ外資企業の立派な工場群を眺めながら、友人の中
国人貿易商が呟いた。
「あんなご立派な工場ばっかりを造っちゃって、、、お金の使い方を間違えて
るよ....まあ、オレには関係ないことだからどうでもいいけど、、」
今回のHAJIMEさんの記事中の台湾系企業の状況と重ね思うとき、暗澹たる気分
になります。おだてられて無理をして資金を工面し、清潔な環境なら働きやす
いだろうから能率も上がる(だろう)という自国のモノサシで考えて建設。給料
もローカルより多くはずんで、技術から何から一生懸命教え込んで――――。
いつか、だんだんと..だんだんと、ローカルのボロ工場でも同じような技術や
やり方で、同じような製品が、もっと安い値段で生産され、どこかの国へ輸出
されるようになっていく・・・・
違っているのは、
外資系キレイな工場で働いているのは若いムスメたち、
ローカルのボロ工場で働いているのはオバチャンたち。
└──────────
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┃ ┃ メルマガ読後感アンケートの結果。
┗━┛
◇ ゼッタイ戻ってきてね〜 (^○^) ---------------------- 75人 (99%)
◇ 戻ってくるかな〜〜??(゜.゜) ---------------------- 1人 ( 1%)
◇ サヨウナラ〜〜〜ぁぁぁぁ(-_-) ---------------------- 0人 ( 0%)
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┃ ┃ この記事に頂きました感想やご意見。
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└→ 感想や激励、ご意見などをお待ちしています。
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