覗き見中国の冠婚葬祭
☆ ついに撮る!芸術写真!(中編) ――――――――― 2004/10/24
                          by HAJIMEさん
芸術写真撮影というのは、メイク、つまりお化粧も料金に入っていて、レベル
はいろいろあるだろうけど、とにかく、一応プロのメイクアップアーティスト
さんがお化粧してくれる、というのはゴンちゃんから情報を取ってあった。

「メイクは、ここでしてくれるんだよね?だから、当日は化粧してきたらいけ
ないんだよね?」

予約の日、最後に私の方から切り出すまで、店長ねーちゃんはこの事項を私に
告げることさえ忘れていた。退勤間際の夜10時で、疲れて頭もぼーっとして
いたのかもしれないが、中国の女性で化粧してる人はまだまだ一般に少ない、
ということもあったのかもしれない。

それでも、シンセン市内は、ちょっと大きなスーパー(こっちでは「百貨」と
か「超市」とかいろいろ呼び方があって、実際のところ、日本でいうデパート
なのかスーパーなのか私もいまいち分けられないが)に行けば、メイベリンの
コーナーはたいていあり、デパートには資生堂やマックスファクターのカウン
ターも普通にある。

しかし日本のみたいに、大学生もOLも、みんなびっちり化粧して歩いてる、
というのからは全然遠い。だいたい香港女性だって全然化粧してないからな。
女性が、みんながみんなフルメイクして歩いてるのは、ひょっとして世界中で
日本だけかもよ。

ゴンちゃんが、彼女の芸術写真につきあったときの報告で、もっとも力を入れ
て語られたポイントが
「この化粧がさあ、もう長くってさあ。午後まるまるいっぱいかかってさあ」
と、えらい憎々しげに。

ワタクシ大いに期待しました。午後まるまるいっぱいかけた壁塗りメイク。

ーーが、結論から申しますと実質メイク時間は40分ぐらいでした。予約の時
に、店長ねーちゃんに「化粧もするんだから、やっぱり撮影は午後まるまると
か、かかるんでしょう?」と聞いたとき、
「そんなことないわよ、全工程2時間ぐらいよ」
とのお答えは、なるほどお客を安心させるデマカセではありませんでした。

ゴンちゃんは男性で、自分でお化粧などしたこともないし、また彼女も、普段
お化粧などしないので、お化粧行為自体に馴染みがないので、実際以上に長く
感じたのでしょう。

このバカバカしい芸術写真に、280元を払ってチャレンジする気になったの
は、メルマガネタのため..というのもありますが、プロにメイクしてもらえば
顔が別人になるようなメイクのテクニックをいくらか学べるかも、それをワタ
クシの超手抜き適当化粧生活に少しでも取り込めたら、若づくりの役に立つか
も....とも企んでいたわけです。

が、大きな誤算がありました。スタートでメガネを外され、裸眼0.04超級
近視のHAJIMEさん、以降はメイク過程どころか、撮影修了までボヤ〜〜の中、
40センチ手前の大鏡に映ってる自分が、化粧でどのように変化してるのかさ
え、まったくとらえられませんでした。
メイクのお姉さんが自分に何をやってるのかもよく分かりません。
ーーこれではレポートにならんではないか....。

この日は、私の他にも2組の新婚さん?が フンシャーの撮影に来てまして、私の化粧 前の両隣に、23、24ぐらいと見受けら れるお若いお嬢さんが座って、 もうほぼ出来上がっている状態で、仕上げ &ヘアメイクにかかっていました。――→ 40センチ手前の鏡の中の自分は見えないが、隣のお嬢さんをデジカメで撮影 してディスプレイで見ればクリアに見えることを発見し、盛んにお嬢さん方を 撮って、その厚化粧ぶりをディスプレイで確認し、多分、自分もこんな念入り なメイクをされているんだろうなあ....と信じるしかありませんでした。 ーー近眼って困りますねえ、ホント。
お隣のお嬢さんを鏡越しに撮影 するHAJIMEオバサン。―――→ 両隣のお嬢さん、ディスプレイを見る限りでは宝塚並みのメイク状態。 メイクのおねーちゃんもヘアのおねーちゃんも、そして待たされて退屈で仕方 がないそれぞれの旦那も、口々に 「わーとってもきれいよ、美しいわあ、ほんとに素晴らしいわあ」 0.04の近眼で、おぼろげにしか見えないが、確かにテレビで見るダンサー や女優さんみたいな、どえらい美人になっている。 ・これが果たして厚化粧の作用なのか? ・それともお嬢さんが元々美人なのか? ・若いから、お化粧すると誰でも美人になってしまうのか? ・その全部なのか? 素顔の状態を見てないのでなんとも言えませんが、そこでハタと気づいたのは !?2人とも..ほとんど同じ顔になっていた..ということ。 そういえば、目を凝らして大鏡を見れば..私の顔もなんとなく同じような型に なっている。うおお!「ふたりと5人」か←―古過ぎ…誰が分かるんだこんな ネタ---- ーーしょうがないんでしょうねえ。仕事だし、忙しいし、同じ人がメイクする んだし・・・。 メイクのお姉ちゃんに 「江澤民が来てメイクしても、きっと同じ顔に仕上げることができるんでしょ う。たいした腕前ですね」 と、一発かましてみたが..忙し過ぎるお姉ちゃんは笑ってくれなかった。 マーチさんのレポートにもありましたが、確かに顔がどんどん重くなってくる 感じでした。いわゆるドーランというやつでしょうか、パウダーとリキッドの 間の、半液体のファンデーションをガンガンと何重にも塗られ、なんか部位に よって色を変えて丁寧に塗りたくられ、 さらに粉状の、なんだか分からんものをバンバンはたかれ、メイク技術を盗む どころでない、普段やってることとかけ離れ過ぎていて応用のしようもない。 そもそも、下地も塗らずにこんなにいろいろ乗せてしまって、肌は大丈夫なの か。まったくホントに撮影用メイク。 ーー実生活でこんな厚塗りだったら、みんな驚いて誰も寄ってこないな....。 「…まぶたが…腫れてる。寝起きですね」 座るなりナイフのように切り込まれた。さすがスーパーの中といえど、プロ。 0.001秒で見破られた..寝起き。が、彼女が寝起きを指摘したのはメイク のプロであるがゆえではなかった。ーーゼニ儲けのプロだったからであった。 「この腫れまぶたを、撮影用にパッチリさせるには、付けまつげが必須です。 付けまつげは1セット30元です。上下2セット、両目で120元の追加です が、どうします?つけます?つけません?」 つけないではタダではおかない..というエライ気迫で聞かれて..拒否ができる 日本人はいない。多分中国人なら、ここで丁々発止のやり取りがあって、値下 げさせるのかもしれんが、ワタクシ寝起きでボーッとしてましたので、言われ るがまま、されるがまま。気のせいかメイクさんがニヤリ?・・・多分彼女の 歩合になるんでしょう。ーーまあいいや、熱心ないいメイクさんだったしね。
なんか二重目蓋テープなんていう懐かしい ものも貼られたような気がします。 本人はお化粧してないメイクのお姉さん→ 両側のお嬢さん、年齢はお若いがさすが中国人、大金払ってやる一生の記念な んだから、絶対モトをとって納得以上のものをひねりだしちゃる、という精神 が漲っていて、注文をつけるつける。一時も黙っていない。
付毛を選ぶとこから、花の髪飾りのちょっ とした位置から、ヘアセットの具合まで、 全然メイクさんに任せない。 細かい細かい指示、わがままをぶちかまし まくり。喋ってる声だけ聞いたら..どこの オバタリアンか..という感じ。 ーーお顔が美しくなってるせいで、よけい そのギャップが…。 このお嬢さんが文句が多い――――――→ HAJIMEさん、自分ももうちょっとは自己主張しなくちゃダメかしら?と焦るの ですが、むこうは1000元以上払ってるフンシャー、こっちはたった280 元だから、私がガチャガチャ言っても聞いてくれんかもしれん..と始終遠慮。 ーーどっちが娘さんだか分かりゃしない。いかんな日本人だ....。 全然見えないまま..メイク終わりました。 どんなふうになったのかわかりません。目が重いです。なにしろ目のとこだけ で20分ぐらいいじられました。下まつげ、 「一本ずつ付けまつげを張らないといけなくて」なんて言って、また大げさな と笑ったら、ホントに一本ずつ糊で貼ってました。す、すごい。 撮影ではOKだが、普段のメイクには応用できないね。外れて、顔のとんでも ないところについてしまうだろう。リキッドアイラインというのも初めて引き ましたが、まぶたが重くなるものですね。 眉毛は、「・・・濃い眉だなあ・・・」とか言いながら、目頭のほうを残して ほとんど全部剃られてしまいました。 お店は、2組のフンシャーの撮影を、どうやって時間内に効率よく上げるか、 カメラマン先生、店長おねーちゃん、メイクおねーちゃんが、それぞれ仕事し ながら、小声でポンポン話し合い、大ワラワになっていて、私のことなど誰も 相手にしてくれません。 「海岸へ行く段取りは?どの地点がいいか?」と、店長とカメラマンが議論し てると、メイクおねーちゃんがアイラインなどいれながら「どこそこの浜辺が いいよ、あそこが一番背景としてきれいよ」とかすかさず答える。 メイクされてるオバタリアン娘が「アタシお腹減ったー!!お腹減ったー!」 と騒ぎ出す。なるほどもう一時半を過ぎてる。 店長、カメラマン、メイクさん、みんなハッと顔色まで変えて、「では、誰か 人をやって、下のどこかで軽い食事を買ってきましょう!!それを食べながら 海岸に行きましょう」 その機嫌の取りまくりぶりに、いやあ、中国でもいまやすっかり「お客さまは 神様」なんだなあ、と世の変わりっぷりをしみじみ痛感。なにせ、フンシャー 写真館って、どう見ても過当競争。そこいら中にボコボコあるからね。
まあ、今の中国、乱立で過当競争になって るのはフンシャーだけでないが。ほとんど なんでもそんな感じですね。 だから、値段も上がらないし、サービスは どんどん良くなる。 資本主義原則・市場主義原則の教材みたい になってる。 見てください、衣装が変わるたびにお化粧 もあわせて修正するんですよ。――――→ 「あっちの夫婦の奥さんが車酔いするんだって。どうやって撮影現場まで行こ う?」とか議論白熱。大変やなあ。 当の嫁はんは「あんたー、ねえ、あたしお腹減ったー、ねえ、なんか買ってき てよー、ウ〜ン」中国の夫婦は、ほぼ99.99%が尻に敷かれてるというが ‥‥結婚してないうちからすでにもう…。 で、旦那は白いタキシード姿だったはずだが、どうやったのかスーパーの近所 に昼飯を買いに行ったようだ。近所だから店は慣れてて驚きはしないかもしれ んが、白タキシードで嫁のメシを買いに行かされる旦那....いいのかそれで?
旦那に昼飯を買いに行かせてました――→
旦那は白タキシードでひたすら 待つ、そしてとっても退屈―→ 旦那退屈、店長機嫌とるために ついに按摩を始める――――→ 撮影待ちのご夫婦―――――→ 「さあ、小姐、メイク終わりました、中に入って撮影開始です!!」 …え?開始?でもあの、衣装を選んでませんが。今顔が出来上がったばっかで すが・・・ 「一発目はあなたの自前の衣装でいきます。さあ、早く!!」
‥‥え?でも、たしか"4種類の衣装"って ハッキリ言ってなかったけか??見せても らった見本のアルバムのどれも、どう見て も全部があつらえ衣装を着てたよな? 自前衣装らしい写真なんて一枚も無かった よな?? 華麗な衣装の数々・・・でも選ばせてもら えませんでした。――――――――――→ 中国伝統の結婚衣裳。――――――――→ サンプルなんですが、よくよく見たら乳首 が写っていました。(^^; ――――――→ 「大丈夫、あなたの今日のスタイル、とってもイカしてます。写真に映ったら きれいになります。問題ない」 違うだろ!!フンシャーが2組あって、忙しくて死にそうやから私をさっさと 終わらせたいだけだろー!? おいおい!!一応そっちの決めた金額払ってるんだから手抜きはないやろー! ・・・とほほほ。 だいたい今日の服装は、寝坊して手で掴んだ服を、なんでもいいから着てきた やつで・・・、あ、そうだよ 髪もブラッシングしてきてないんだよ。さっき顔は厚化粧したかしらんが、頭 をピクリとも触ってもらってないで、こんなグチャグチャボサボサで写真撮れ るかい!!一応お金払って撮るんやで!! −−カメラマン先生が私の頭をチラッと一瞥し、 「大丈夫!写真に写ったらきれい!!ボクにまかせなさい!!問題ない!!」 ひゃあああああ・・・ ーー結論から先に書きます。 …思いっきりボサボサのグチャグチャのまんまで写ってました… 服装も、見るからに普段着丸出しです・・・これらの写真も料金のうちです。 厚化粧とボサボサと普段着が..すごいミスマッチです。・・・とほほほ・・・ 撮影スタジオは−−8畳敷きあるかないかの天井も低い狭い部屋。 一方の壁に、巻き上げ式の、例の背景布が何種類もつながって掛かってます。 背景に向かって右の壁側には、非常に安っぽい椅子、ベンチ?小さいテーブル ?なんでか中国お馴染みプラスチックのウンコ座り低い丸腰掛(日本風にいっ たらお風呂場の腰掛が一番近いですが、中国ではこれを日常的に普通にあちこ ちで使うんですね)などが雑然と。 後の壁には、なんだかよくわからんゴチャゴチャ道具やら衣装やらが積み上げ てある。ーー当然ですが薄暗い。 初めて入ったが、いろいろ想像してた「芸術写真のスタジオ!!誰でも別人の ごとく美しく変えてしまう魔法の空間!!」という感じとは万里の距離が…。 ‥‥ホントにきれいに撮れるんかいな‥‥。 カメラマン先生、といっても..どう見ても30歳前の若いおにーちゃん。が、 アタフタしてるのを悟られないように、いっしょうけんめい取り繕っているが やっぱり焦っているのが丸出しの様子で、 「ん〜、どれどれ、うん!!VERYGOOD!!BEAUTIFUL!!」 と、いかにもカメラマン的に分まりやすい職業的お世辞です。 多分中国のお嬢さん方は、ここで嬉しくなって気分が高揚して撮影向けに表情 も明るくなってくるのでしょうが、オバサンどんどん冷静かつトホホな気分の 深みに落ち込んでいきます。 「なんかすごい忙しそうだね。大丈夫?さっき海岸行くとかどうとか言ってた けど、もう出かけないといけないんじゃないの?私の撮影する時間あるの?」 と、突っ込んでみる。 先生は 「そうネエ、今日、なかなかに忙しいノネ、う〜ん、ほんとはネエ、夕方6時 ごろ来てもらったら、こんなアタフタじゃなく、ゆっくり撮れたんだよネエ」 「おいおい!!私がこの時間を指定したんじゃないぞ!!私はいつでも空いて るから、そっちの都合のいい時間を指定しろって言ったよ、で、君らが昼12 時半に来いって指定したんじゃないか??」 店長&先生「いや、なんじゃらかんじゃら…(言い訳たくさん)」 この辺が、、中国的といいましょうか、近所のスーパー的といいましょうか、 スタッフ5人だけで、しかも全員どう見ても20代で回してる店といいましょ うか、いやはやいやはや・・・ 「先生、私はこんな写真撮るの初めてなんで、一体全体どうやって撮られたら いいか皆目わからんのだが」 「う〜ん、大丈夫ヨ、緊張しないでネ、ボクがぜ〜んぶ、教えてあげるから、 心配イラナイね!!ボクの言うとおり動けばバッチリ、きれいにステキな写真 撮れるから、そう、ボクの言うとおりするだけ!!ボクは毎日こういう写真を 撮ってるからね、もう何年も経験あるから、任せてれば、OKよ!!」
…誇張してるのでなく、この先生、ずっと こういう気色の悪いカメラマン喋りだった んです。 言われなかったら、カメラマンなんて絶対 に思わないような、垢抜けない普通の地方 出身のニイチャンで、おしゃれでもカッコ よくもありません。 しかもスーパーの3階の、こんな小規模の お店の先生です。77年生まれだそうです。 ーーこの先生のついてた師匠が....こんな 喋り方だったのでしょうか。 さてこの、「ボクの言うとおり」はスゴかったです。 弟子に背景を巻かせて、背景を決めると 「ハイそこに立って、片足をその腰掛に乗っけて、ちょっと前かがみになって 顔を上げて、目はここ、ここを見て、あ、ダメダメ、腰はまっすぐ、そう、腰 はまっすぐで、手をアゴの下で組んで、うんうん、目を開けて、目線は上ね。 笑って、口は笑って、歯を見せて笑って、歯を見せて、もっともっと見せて、 うんうん、ステキ!!イェーイ!!WOW!!いいね、いいね〜!!笑って、 こっち見て、ハイ!!」 バシャッとフラッシュ!! これ、文字で表現できませんが、すごい早口で言うんです。今日たまたま忙し いから早口なのか、いつもこういう感じで早撮りしてるのか不明ですが、日本 の結婚お式写真が、えっらいのったりゆったりペースだったので、 てっきりああいうふうに、じっくり撮るんだとばっかり思っていた私、面食ら いまして自分のペースガタガタ、初手から先生のペースにすっかり呑まれてし まいました。 先生、口で言うだけでなく、駆け寄ってきてワタクシのポーズをつかんで修正 するのですが、それも早い早い、自らポーズを取って「こう!!こうよ!!」 と教えてくださるのもまた早い早い。 1ショット毎にポーズを変えたり、立ち位置を変えたり、手に持ってる小道具 を変えたり、座ってる椅子を変えたりして、同じ設定では決して1枚以上撮ら ないので、よけいバタバタした感じがする。 テレビドラマなんかで見るカメラマン撮影というのは、バシャバシャいっぱい 撮るもんで、フィルムもいっぱい使う、連撮するもんだけど、この先生、つま り、必要きっちりしか撮らないんだな。 同じ設定で3枚5枚撮って、後から選ぶんだとばっかり思ってたが、どうも、 フィルムもフラッシュの電池もまったく無駄の出ないようにカツカツでやるよ うである。…2000元〜4000元払うフンシャーは、ひょっとしてこうで はないかも知れないが、とりあえず280元の芸術写真はケチケチであった。 ーーまさに資本主義原則。 先生の、あまりの速いテンポでの、マシンガンのような指令にのって撮られる 写真、先生は一回一回 「ん〜ぴゃおりゃん!!(=美人)OK!!」と誰を納得させるためか連発する が、こんな落ち着かない写真、ホントにきれいに撮れとるんか? ーー深まるサスピション。 また、あまりにパンパンと速射砲のごとく指示されるので、ついつい何も考え ずに、いわれるままキョンシーみたいに機械的に動いてポーズをとってるが、 その指示されるポーズときたら、まさか自分が、一生のうちにこんなポーズを 取るとは夢にも思わんかった、というベタベタな恥ずかしいブロマイドポーズ である。 小学生のころ買ってた「平凡」や「明星」で、聖子ちゃんや河合菜緒子ちゃん や柏原芳江ちゃんなんかがグラビアでやってたポーズより、もっと恥ずかしい ヤツでありました。いわゆる 「ウフッ」「キャピっ(ハート)」 「キャハッ(ハート×2)」 △△ という感じです。 37歳にもなってやらされては..とても冷静でいられないようなポーズ数々。 ワタクシはもう、今日はこの店忙しいのだから、280元の芸術写真がワガマ マ言っても相手にされないだろう、と投げてしまって、ヤケクソで先生の指示 のされるがまま、デクノボーのようになっておりましたが、ひょっとして中国 のお嬢さん方は、自己主張して自分の思うようにポーズを変えたり、先生に逆 らったりしてるかもしれません。 ってーかー、先生に指示されなくてもポーズ取っちゃうよな、多分中国のお嬢 さん方は。 さて、結論からバラしてしまいますが、 出来上がった写真の、何が一番失敗だったかといいますと、全ての写真の目元 口元に「なんでこんな恥ずかしいポーズとらなあかんねん…とほほほ」という 「恥ずかしいんや!!わしは!!ったく!!」という表情が、あまりにもハッ キリと現れてしまっていました。 もう、一枚一枚に見えない噴出しがついてて「とほほ・・・何の因果で・・」 と喋りそうな写真ばっかり。笑いはひきつってるし、眉間にシワはよってるし 目が全然嬉しそうでない。 今まで、中国のお嬢さん方に、彼女らの芸術写真を何回か見せてもらいました が、いずれも本物よりぐううんときれいに撮れてまして、中には「え?ホント にあんた?」というほど別人になってるのもありました。 が、今回のワタクシ初めての芸術写真は、どこからどう見ても本人そのもの。 ーー芸術度マイナス50000。 あんなに厚化粧したのに?なぜ? …思うに、陶酔度が足りなかったからでしょうか。つまりその、照れがロープ を放さずに、現実世界に魂を残したまま必死ですがり付いていたせいではない かと。こういう写真を撮る時は、素直にウットリきれいに取れてる自分を想像 して入りこんで撮られないといけないらしい..と考察しました。 やはり..鶴田浩二な日本人には..芸術写真は難しいのでしょうか。 さて、今週号でもまだその肝心の芸術写真は公開されません。なんとこのネタ で来週までひっぱるのです。なにしろ550元かかってますので、3回分使い ます。ご了承ください。 なお、23日のオフ会にいらっしゃった方には、なんとこの芸術写真アルバム を一足早く公開いたします。 ?? え?じゃあ来るのをやめる?そりゃないでしょ、そりゃ。                         = この稿つづく = ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ メールマガジン掲載読後感アンケート結果。 ┗━┛ ◇ 面白かった〜 (^○^) -------------------------------- 69人 (90%) ◇ まあまあかな(゜.゜) -------------------------------- 3人 ( 4%) ◇ ツマンナかった(-_-) -------------------------------- 5人 ( 6%) ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ この記事に頂きました感想やご意見。 ┗━┛
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